試合は、互いに慎重になり過ぎ、盛り上がりを欠いたまま終了。
1月22日(現地時間)、ブンデスリーガ第17節が行なわれ、マインツとケルンの対決はスコアレスドローに終わった。
ヒザの負傷で昨年9月29日のヨーロッパリーグ(ガバラ戦)以降、ピッチから遠ざかっていた武藤と、今シーズンはブレイクを果たし、ここまでリーグ戦全試合に出場(第2節から連続スタメン)の大迫の対決としても、この試合は注目を集めていた。
1か月のウインターブレイクを終えた両チームは、ともに慎重なプレーに終始。試合開始からしばらくはアウェーのケルンが攻勢に立ち、10分過ぎからはマインツが押し返したが、両チームともに守備にも高い意識を置き、無理に攻めることはしない。
武藤は前線の一角として、試合開始から間もなく、ゴールで近い位置でボールを持った際には、ドリブルで仕掛けて相手の守備網の突破を図るなど、積極的な姿勢を見せたが、その後はなかなかボールに触れることすらできない時間が続く。
一方、大迫は主に左サイドに位置取り、頻繁に上下動してプレーに絡もうとするが、こちらもやはり良い位置で、良いかたちでボールを受けることができない。
ともに、パスを受けるために自陣まで下がってきてボールを収め、味方に渡すというプレーは確実にこなすものの、そこからの組織プレーがうまく機能せず、消えてしまうことが多々あった。
そんななか、最初にビッグチャンスを得たのは大迫。36分、左サイドからのFKを頭で合わせたが、シュートはGKケスラーの正面に飛ぶ。これが前半、ケルンにとって最大の得点機だった。
一方のマインツもなかなか相手ゴールに迫れず、ラッツァのミドルシュート、デ・ブラシスの豪快なバイシクルなどで得点を狙うに止まった。
後半、開始からしばらくはややオープンな展開となり、互いに積極的に攻め合うなかで52分、武藤がハイロのスルーパスで抜け出してGKと1対1の決定機を迎えたが、シュートはブロックされ、こぼれ球を詰めたデ・ブラシスのシュートも枠を外れた。
しかし、間もなくして再び試合は膠着状態となり、互いに攻めあぐむ時間帯が長く続き、結局、この状況は試合終了まで変わることはなかった。
こんな状況のなかでは、前線に近い位置にいる選手が良さを発揮するのは難しく、以降、武藤が目立ったのは68分、左サイドからのクロスに、相手DF2人のあいだに割って入って合わせようとした場面くらいで、彼は89分に交代でピッチを退いた。
一方の大迫は、後半になるとプレーエリアを左右にも広げ、63分にはペナルティーエリア深くに侵入し、ゴールラインぎりぎりの位置から正確なクロスを上げてCKを得た他、83分にはドリブルで突き進んで角度のない位置から強烈なシュートを放った。
しかし、それ以外には見るべきプレーはなく、期待されたモデスト(彼もまた試合からはほとんど消えていた)とのコンビプレーはほとんど見られず、前半戦のような輝きを放つことはできなかった。
盛り上がりに欠けたまま90分は過ぎていき、両チームは2017年最初の公式戦で、勝点1を分け合った。ケルンはこれで、6試合連続白星なし(5分け1敗)である。
次節、ケルンは28日にダルムシュタットとのアウェーマッチに臨み、マインツは29日、ドルトムントをホームに迎える。元気な姿を見せた武藤と、香川の対峙は実現するか。
ヒザの負傷で昨年9月29日のヨーロッパリーグ(ガバラ戦)以降、ピッチから遠ざかっていた武藤と、今シーズンはブレイクを果たし、ここまでリーグ戦全試合に出場(第2節から連続スタメン)の大迫の対決としても、この試合は注目を集めていた。
1か月のウインターブレイクを終えた両チームは、ともに慎重なプレーに終始。試合開始からしばらくはアウェーのケルンが攻勢に立ち、10分過ぎからはマインツが押し返したが、両チームともに守備にも高い意識を置き、無理に攻めることはしない。
武藤は前線の一角として、試合開始から間もなく、ゴールで近い位置でボールを持った際には、ドリブルで仕掛けて相手の守備網の突破を図るなど、積極的な姿勢を見せたが、その後はなかなかボールに触れることすらできない時間が続く。
一方、大迫は主に左サイドに位置取り、頻繁に上下動してプレーに絡もうとするが、こちらもやはり良い位置で、良いかたちでボールを受けることができない。
ともに、パスを受けるために自陣まで下がってきてボールを収め、味方に渡すというプレーは確実にこなすものの、そこからの組織プレーがうまく機能せず、消えてしまうことが多々あった。
そんななか、最初にビッグチャンスを得たのは大迫。36分、左サイドからのFKを頭で合わせたが、シュートはGKケスラーの正面に飛ぶ。これが前半、ケルンにとって最大の得点機だった。
一方のマインツもなかなか相手ゴールに迫れず、ラッツァのミドルシュート、デ・ブラシスの豪快なバイシクルなどで得点を狙うに止まった。
後半、開始からしばらくはややオープンな展開となり、互いに積極的に攻め合うなかで52分、武藤がハイロのスルーパスで抜け出してGKと1対1の決定機を迎えたが、シュートはブロックされ、こぼれ球を詰めたデ・ブラシスのシュートも枠を外れた。
しかし、間もなくして再び試合は膠着状態となり、互いに攻めあぐむ時間帯が長く続き、結局、この状況は試合終了まで変わることはなかった。
こんな状況のなかでは、前線に近い位置にいる選手が良さを発揮するのは難しく、以降、武藤が目立ったのは68分、左サイドからのクロスに、相手DF2人のあいだに割って入って合わせようとした場面くらいで、彼は89分に交代でピッチを退いた。
一方の大迫は、後半になるとプレーエリアを左右にも広げ、63分にはペナルティーエリア深くに侵入し、ゴールラインぎりぎりの位置から正確なクロスを上げてCKを得た他、83分にはドリブルで突き進んで角度のない位置から強烈なシュートを放った。
しかし、それ以外には見るべきプレーはなく、期待されたモデスト(彼もまた試合からはほとんど消えていた)とのコンビプレーはほとんど見られず、前半戦のような輝きを放つことはできなかった。
盛り上がりに欠けたまま90分は過ぎていき、両チームは2017年最初の公式戦で、勝点1を分け合った。ケルンはこれで、6試合連続白星なし(5分け1敗)である。
次節、ケルンは28日にダルムシュタットとのアウェーマッチに臨み、マインツは29日、ドルトムントをホームに迎える。元気な姿を見せた武藤と、香川の対峙は実現するか。