アーセナル、この冬は二枚看板の留意とフルアムの超逸材獲得を目指す!

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年01月03日

二枚看板を残留させられれば、中盤と前線に不安はなし。

年明けに3位に浮上したアーセナルにとって、エジルとA・サンチェスの二人との契約延長は何よりの補強となるだろう。 (C) Getty Images

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アーセナルが獲得を目指すフルアムのセセニョン。話題性と将来性と考えれば、若干16歳の攻撃的SBの獲得はクラブにとって大きな補強となるはずだ。 (C) Getty Images

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 一昨年はCBのガブリエウを1500万ユーロ(約18億円)で、昨年はMFのモハメド・エルネニーを1250万ユーロ(約15億円)で獲得するなど、アーセナルは2年連続で1000万ユーロ以上の移籍金を冬のマーケットに投下している。
 
 チーム状況や市場の動向次第ながら、必要と判断すればそれなりの額を今冬も投じる可能性は十分にあるだろう。補強に動くとすれば、潜在的な不安を抱える左サイドバックか。
 
 レギュラーのナチョ・モンレアルは2月に31歳となり、そろそろ無理が利かなくなるうえ、バックアッパーの現状に不満を抱えるキーラン・ギブスが、出場機会を求めて退団するシナリオが描ける状況だ。
 
 事実、クリスタル・パレスの新監督に就任したサム・アラダイスがリストアップしており、水面下ですでに接触を試みているとも伝えられる。
 
 有力な新戦力候補として浮上するのは、スペインU-21代表のホセ・ルイス・ガヤ。その攻撃的なプレースタイルは、アーセナルのチームカラーにも合致する。所属するバレンシアが下位に沈む事情も、交渉を進めるうえで有利に働くだろう。
 
 他には、マンチェスター・シティやバイエルン・ミュンヘンなどもその動向に注視するライアン・セセニョンに興味を示しているようだ。16歳ながらイングランドU-19代表に飛び級で選出されたフルアムの超逸材である。
 
 中盤から前線にかけての戦力に大きな不足はない。事情が一変するのは、2018年6月で現行契約が切れる攻撃の二枚看板、アレクシス・サンチェスとメスト・エジルとの延長交渉が一向に進展しない場合だ。退団に備えた一手を、今冬に打つ可能性は考えられる。
 
 A・サンチェスの後釜候補に挙がるのが、前線の幅広いポジションに対応するドルトムントのマルコ・ロイス。ただし1月中に商談をまとめ上げるのは至難の業だろう。ポルトで躍動する21歳の逸材アンドレ・シウバが、次善のターゲットとして取り沙汰されている。
 
 エジルに代わるトップ下の新戦力候補は、ディミトリ・パイエ(ウェストハム)とイスコ(レアル・マドリー)のふたり。ただ、いずれも所属クラブの抵抗が強く、移籍金も5000万ユーロは下りないはずで、交渉は一筋縄ではいかないだろう。
 
 いずれにしてもまずは、週給2800万円以上を要求しているとも伝えられるA・サンチェスとエジルの慰留に、全力を注ぐはずだ。
 
 先行投資的な意味合いの強化がありそうなのはGK。イングランド代表にも名を連ねる売出し中のジョーダン・ピックフォード(サンダーランド)と、スタンダール・リエージュで頭角を現わしたベルギーU-21代表のギヨーム・ウベールをリストアップしている。ともに将来を嘱望される22歳だ。
 
 なお、退団説が浮上しているアレックス・チェンバレンは、有力な移籍先の候補だったリバプールの指揮官、ユルゲン・クロップが興味を否定しており、契約延長がまとまりそうなCFオリビエ・ジルーとともに残留の線が強くなっている。
 
 一方、右サイドバックの控えに甘んじるカール・ジェンキンソンは、レンタル歴のあるウェストハム、降格圏の19位に沈むハルが獲得に乗り出しており、本人も処遇に不満抱えている現状を踏まえれば、1月中に新天地を求める可能性が低くない。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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