【クラブW杯展望】S・ラモス復帰で死角なしのR・マドリー。鹿島は満を持して金崎が先発へ

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年12月18日

R・マドリー――只今絶好調のS・ラモスが復帰。懸念は個々のコンディション。

【出場停止】R・マドリー=なし 鹿島=なし
【故障者】R・マドリー=ベイル 鹿島=なし

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[クラブW杯決勝]
レアル・マドリー - 鹿島アントラーズ
12月18日(日)/19:30/横浜国際総合競技場
 
 クラブ世界一を決めるクラブワールドカップ決勝のレアル・マドリー対鹿島アントラーズが12月18日、横浜国際総合競技場で行なわれる。試合前日の17日、両チームは横浜市内で公式練習を行ない、その後横浜国際総合競技場で公式会見に臨んだ。
 
――◆――◆――
 
レアル・マドリー(欧州代表/スペイン)
<今大会の戦績>
準決勝:対クラブ・アメリカ 2-0
 
 12月15日の準決勝で、クラブ・アメリカ(メキシコ)を2-0で退けたレアル・マドリー。カリム・ベンゼマにクリスチアーノ・ロナウドと、「決めるべき男」が1ゴールずつ奪う理想の展開で、2014年大会に続き2度目となるクラブワールドカップの決勝進出を決めている。
 
「決勝までは中2日。とにかくいまは休養が必要だ」
 
 準決勝後の会見でジネディーヌ・ジダン監督が語ったように、鹿島アントラーズとのファイナルに向けた最大の懸念は、やはり選手のコンディションだ。
 
「長旅の疲労に加え、時差ボケもあった」(ジダン監督)というクラブ・アメリカ戦も、例えば右サイドで精彩を欠いたダニエル・カルバハルのように、本来のパフォーマンスに程遠い選手がいた。
 
 いつもと変わらぬ運動量で敵のゴール前をかき回し、「体調面を言い訳にしたくなかった」とコメントしたルーカス・バスケスのようなケースは、むしろ稀だったのかもしれない。
 
 そのL・バスケスは決勝で対戦する鹿島の印象について、「手強い相手になるだろう」と語っている。相手は開催国のチーム。コンディション面に限れば、たしかに不利と言わざるを得ない。
 
 しかし決勝のマドリーには、準決勝に出場していなかったあの“絶好調男”が帰ってくる。キャプテンで守備の要でもある、セルヒオ・ラモスだ。
 
 ハムストリングの怪我により準決勝を欠場したこのディフェンスリーダーは、前日会見で「今日の状態はすごくいい」とコンディションが上がってきたことをアピール。さらにジダン監督も、「セルヒオは我々のキャプテンであり、今日の状態はまで問題なかったよ。フルで戦えると期待してる」とスタメン復帰を示唆した。
 
 S・ラモスといえば、リーガ・エスパニョーラの直近の2試合(バルセロナ戦とデポルティボ戦)で、終了間際に価値あるゴールを叩き込んでいる選手。マドリーにとってこのキャプテンの復帰は心強いかぎりだろう。
 
 2年ぶり2度目の優勝まであと1勝――。
 
 ガレス・ベイルこそいないが、ベストメンバーに限りなく近い顔ぶれが揃うマドリーに、死角らしきものは見当たらない。
 
取材・文:竹田 忍(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
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