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【ブンデス日本人の現地評】初勝利に貢献した酒井への評価は抑え気味、原口には「遅い!」、アシストの浅野には厳しい指摘 etc.

カテゴリ:海外日本人

山口裕平

2016年12月06日

勢いのあった原口、大迫はこのところ、ややトーンダウン気味。

ついに今シーズン初勝利。重責を担う酒井(左から2人目)も、とりあえずはひと安心といったところか。産みの苦しみをようやく乗り越えたハンブルクは、ここから勝利を重ねていけるか。 (C) Getty Images

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 ブンデスリーガ第13節では、酒井高徳が主将を務めるハンブルクがダルムシュタットを2-0で下し、ついに今シーズン、リーグ戦初勝利を収めて最下位から脱出した。
 
 2ボランチの一角として先発フル出場を果たした酒井は、終了間際にドリブル突破からオストツォレクの追加点をアシスト。しかし、『ビルト』の採点は3点、『キッカー』は3.5点と、その評価はあまり芳しくなかった。
 
 地元紙『ハンブルガー・アーベントブラット』も「このキャプテンは中盤でたびたび小さな技術的なミスを犯したが、それは彼のパフォーマンスで補うことができるミスだった。素晴らしいアシストで2点目を演出した」とアシストについては評価したものの、それ以外の部分でのプレーの質を追求した。
 
 ハンブルクは酒井の主将就任から3試合無敗と調子は上向きだが、その重大な役割ゆえに、ピッチ上でも多くを求められているようだ。
 
 一方、チームはヴォルフスブルク相手に土壇場の逆転勝利(3-2)を収めたものの、59分に途中交代となったヘルタ・ベルリンの原口には、厳しい評価が並んだ。
 
『ビルト』の採点は5点で、同じく5点を付けた『キッカー』では、チーム単独最低点となっている。
 
 今シーズン、ここまで原口を好意的に記してきた地元紙『ベルリナー・ツァイトゥング』も、「彼のフォームは落ちている。以前はボールより速かったが、驚くべきことに今や、相手選手よりも遅い。後半は(SBの)ペカリクがいなければならない場所に釘付けにされた」と、パフォーマンスが低調であったことをはっきりと指摘した。
 
 ケルンの大迫もチームがホッフェンハイムに0-4と大敗したことで、評価が伸びなかった。
 
『ビルト』は5点を付け、『キッカー』の採点も4.5点。4点を付けた地元紙『エクスプレス』は、「しばしばドリブルで相手をかわしたが、それ以上はなかった」とだけ記している。
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