サッカー好きの著名人が、独自の視点でサッカーを語る不定期連載の第１弾は、『UEFAチャンピオンズリーグ ハイライト』のアシスタントMCを務める、タレントの堀田茜さんが登場！　CLの組み合わせ抽選会を取材した際のエピソードや、Jリーグとの関わり、サッカーから受けた影響などについて語ってくれた。

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　以前、サッカーダイジェストさんの連載に取り上げていただいた2012年当時は、Jリーグと日本代表の試合観戦が中心でした。でも、『UEFAチャンピオンズリーグ ハイライト』のアシスタントMCをさせていただくようになってから、世界のサッカーに触れる機会も増え、サッカーの印象や自分のアプローチの仕方も少し変わってきた気がします。
 
　昨年、番組のお仕事でチャンピオンズリーグの組み合わせ抽選会に行かせていただいた際、派手な演出やメディアの数や注目度といった部分で、“世界レベル”を体感しました。ヌーノ・ゴメス選手（編集部・注／ワールドカップ出場経験もある元ポルトガル代表FW。2013年に現役引退）にインタビューした際も、一目で「偉大な人だな」と分かる貫録を感じました。
 
「オーラ」という意味では、本田（圭佑）選手も印象に残っています。現地でミランの試合を観た時に、ミックスゾーンを通る姿に圧倒されてしまいました（笑）。試合に出場しなかったので生の声を聞くことはできませんでしたが、「世界で活躍するって、本当にひと握りの選ばれた人にしかできないんだな」って感じた瞬間でしたね。
 
　私はまだまだサッカーを勉強中の身なので、やっぱりゴールシーンには興奮します。凄いシュートが決まったら、つい「ワーー！」って騒いでしまったり（笑）。でも、「凄い」という想いが沸き起こるのはどうしても攻撃的な選手を追っている時が多いので、本田選手や香川選手のようなスーパープレーを見せてくれる選手に興味がいきますね。
 
　もうひとつの楽しみは、監督のリアクション！　日本と違って、海外だと感情が全身から溢れ出るじゃないですか。悔しがってテクニカルエリアからいなくなってしまったり、怒る時の顔がユニークだったり（笑）。番組内でも、うじき（つよし）さんがそういうところをイジって盛り上がることが多いので、ワクワクしながら観ています。

　男性だったら、自分がプレーしたら……とイメージを沸かせたり、攻撃以外の楽しみも分かるのかなと思いますが、残念ながら私はプレーできないので（苦笑）。
 
　身近に応援できる日本人選手にフォーカスして観るのもおもしろいですよね。例えばチャンピオンズ・リーグなら、岡崎（慎司）選手、香川（真司）選手、清武（弘嗣）選手が、どういう役割でプレーに参加しているのかなって。『UEFAチャンピオンズリーグ ハイライト』でもその３選手にスポットを当てていて、試合後にインタビューが流れるんです。

　なかなか出番を得られないなかでも、みなさん常に先を見据えている。本当は悔しいと思いますけど、やっぱりプロですよね。海外組の選手には、世界で活躍してそれを日本サッカーに還元する役割も求められると思うので、ぜひクラブチームでチャンスを掴んでほしいです。