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【広島】エース佐藤の名古屋移籍が決定。「サヨナラは言いません。ありがとう。そして、行ってきます」

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2016年11月21日

3度のリーグ優勝に貢献したエースが出場機会を求めて新天地へ。

3度のリーグ優勝に貢献した佐藤の名古屋移籍が決定。選手として出場機会を求め、新天地行きを選んだ。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 11月21日、広島の佐藤寿人が名古屋に完全移籍したことが両クラブから発表された。
 
 2005年に広島に加入した佐藤は、エースとして3度のJ1優勝に貢献。初優勝を飾った2012年には得点王とリーグMVPも受賞した。しかし今季は、第1ステージ2節の名古屋戦でJ1通算158点目を挙げて歴代最多得点を更新(当時。のちの大久保嘉人が更新)して以降、故障もあってスタメンから降格。FWの3番手となり、12年連続で記録していたシーズンふた桁得点もストップしてしまった。
 
 佐藤はクラブを通じて、コメントを発表。「ホームでのFC東京戦で敗れ、CS出場への可能性が消滅した時、チームのチカラになれなかったことが悔しく、来季はどんな役回りでもやり、広島での現役生活を全うしようと考えていました」と当初は残留する意向だったが、名古屋からのオファーに選手として心を動かされたという。
 
「今回、名古屋から話を頂き、自分の中で選手としてまだまだ戦いたい、勝ちたい、ゴールを決めたい、チームのために身体を張りたい。自分のためにチャレンジしたい、という気持ちが強く、移籍を決断しました。様々な場所で、来季も広島で共に戦おうという言葉をたくさんのファン、サポーターの皆さんから頂きました。その想いに応えられず申し訳ありません」
 
 同日、広島はクラブの公式ホームページで「シーズン中から来季についての契約を打診し、名古屋から正式なオファーを受けた後も、引き続き残留を要請してまいりました。しかしながら、彼のアスリートとして、より多くの出場機会を求めたいという思いは強く、クラブとしても苦渋の想いで、彼の意志を尊重することにいたしました」と経緯を報告。苦渋の決断であったことを明かした。
 
 佐藤は談話の最後に、後日会見を開き、自分の言葉で想いを伝えることを約束。「一緒に戦い、笑い、苦しみ、悲しみ、このエンブレムを胸に纏う誇りを持ってプレーできた時間は幸せでした。サヨナラは言いません。ありがとう。そして、行ってきます」と決意を綴った。
 
 佐藤にとっては天皇杯が広島での最後の戦い。12月24日に準々決勝・鹿島戦(13時キックオフ/県立カシマサッカースタジアム)が行なわれる。
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