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【選手権出場校】千葉・市立船橋|伝統の堅守は圧巻のレベルへ。宿敵破り夏冬連覇へ一歩前進!

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2016年11月20日

杉岡、原を軸にクレバーな選手たちが味方や相手の出方を窺いながら臨機応変に対応。

やや押し込まれた前半だったが、原(7番)のヘディングシュートで先制。守備では臨機応変な対応で徐々に流れを引き寄せた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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インターハイ決勝以来の対戦となった流経大柏とのライバル対決を制し、市立船橋が千葉2連覇を達成。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 今季公式戦5度目の対戦となった流経大柏との千葉県予選決勝。この緊迫した試合を制して、過去11年間どのチームもなし得なかった千葉県2連覇を、夏の覇者・市立船橋が達成した。
 
 市船と言えば、『堅守』が伝統で、今年はその伝統を色濃く引き継いでいるチームと言える。しかし、それもかなり柔軟性に富んだハイレベルな堅守と言って良い。今年のチームは相手の変化やストロングポイントをピッチ上で見抜き、選手全体でその共通理解を深めていける。その場に適した臨機応変な対応がとれるチームなのだ。
 
 この“柔軟な”堅守の軸となるのがDF杉岡大暉(3年)とDF原輝綺(3年)のCBコンビだ。湘南ベルマーレ入団内定の杉岡と、アルビレックス新潟入団が内定し、U-19アジア選手権優勝メンバーでもある原。ともに空中戦と対人に強く、冷静な頭脳を持ち合わせているふたりが最終ラインを束ねることで、チームに抜群の安定感をもたらしている。
 
「杉岡と原は本当に信頼できる。絶対に崩れない。彼らが後ろにいるからこその強さがある」
 
 朝岡隆蔵監督が絶大な信頼を置くふたりの周りもまた、非常にクレバーで機転の利く選手が多い。ボランチの金子大毅(3年)は原と杉岡のポジションを見て、時には最終ラインのカバーに入ったり、3バックの中央として対人能力の高さを発揮したり、コンビを組むボランチのポジションを前に押し出したりと、中盤が間延びしないようにコントロールが出来る。
 
 その金子の位置取りを見て、G大阪入団内定のMF高宇洋(3年)や、MF阿久津諒(3年)がポジショニングを決めて、中盤の攻勢に関わる。この高い連動性に共通しているのが、「両サイドバックを高い位置に置く」ということだ。
 
 右の真瀬拓海(3年)、左の杉山弾斗(2年)は、攻撃力がウリの選手で、彼らが高い位置を取って敵陣深くまで仕掛けることで、相手の前に出ようとする力を押さえ込み、攻撃でイニシアチブを握る。彼らのポジショニングこそが、チームのひとつの調子のバロメーターにもなっている。
 
 そして、これらの共通理解と連動性がフルに発揮された試合こそ、決勝の流経大柏戦だった。
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