1試合平均で2.2失点の守備を攻略できるか。
U-19日本代表は現地時間30日、アジア選手権初制覇を懸けサウジアラビアとの決勝戦に臨む。
【PHOTO】20年東京五輪の主力候補に挙がるU-19日本代表名鑑
日本は同大会で過去6度決勝へ進出。直近では10年前の06年大会でファイナルへ駒を進めているがいずれも涙を呑んでいる。7度目のチャンスで、高原直泰や小野伸二を擁した「黄金世代」さえも成し遂げられなかった優勝を果たせるかは見物だろう。
決勝で対戦するサウジアラビアは、ここまでの5試合で16得点を稼いできた攻撃力が最大の売り。グループリーグでは韓国に逆転勝ち、ひとつ前の準決勝では、イランとの乱打戦を制して勝ち上がってきた。
技術や戦術面を見ても決勝トーナメント以降に戦ってきた2チーム(タジキスタン、ベトナム)との差は明白で、今大会で対戦してきたどの相手より強敵なのは間違いない。ここまで無失点に抑えている日本と言えども、十分な警戒が必要だろう。
そんなサウジアラビアだが、守備面は5試合で11失点中とやや不安を覗かせている。1試合平均で2.2失点を喫しているディフェンス陣の隙を上手く突くことができれば勝機はグッと近づくはずだ。
そこは選手たちも認識済みで、先発が有力のFW岩崎悠人も「後半になれば守備も曖昧になってきそう。相手がカウンターを仕掛けてきた後のカウンターだったり、チャンスを決めきれれば」とイメージを膨らませる。
いずれにせよ、「これまで積み上げてきたものを出せるかがポイント」(内山篤監督)になるだろう。「スペースを与えると自由にやられてしまう」(坂井大将)リスクも踏まえつつ、全体をコンパクトに保ち攻守両面でアグレッシブに振る舞う日本らしいサッカーを発揮したい。
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
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日本は同大会で過去6度決勝へ進出。直近では10年前の06年大会でファイナルへ駒を進めているがいずれも涙を呑んでいる。7度目のチャンスで、高原直泰や小野伸二を擁した「黄金世代」さえも成し遂げられなかった優勝を果たせるかは見物だろう。
決勝で対戦するサウジアラビアは、ここまでの5試合で16得点を稼いできた攻撃力が最大の売り。グループリーグでは韓国に逆転勝ち、ひとつ前の準決勝では、イランとの乱打戦を制して勝ち上がってきた。
技術や戦術面を見ても決勝トーナメント以降に戦ってきた2チーム(タジキスタン、ベトナム)との差は明白で、今大会で対戦してきたどの相手より強敵なのは間違いない。ここまで無失点に抑えている日本と言えども、十分な警戒が必要だろう。
そんなサウジアラビアだが、守備面は5試合で11失点中とやや不安を覗かせている。1試合平均で2.2失点を喫しているディフェンス陣の隙を上手く突くことができれば勝機はグッと近づくはずだ。
そこは選手たちも認識済みで、先発が有力のFW岩崎悠人も「後半になれば守備も曖昧になってきそう。相手がカウンターを仕掛けてきた後のカウンターだったり、チャンスを決めきれれば」とイメージを膨らませる。
いずれにせよ、「これまで積み上げてきたものを出せるかがポイント」(内山篤監督)になるだろう。「スペースを与えると自由にやられてしまう」(坂井大将)リスクも踏まえつつ、全体をコンパクトに保ち攻守両面でアグレッシブに振る舞う日本らしいサッカーを発揮したい。
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)