「駒井-武藤」ラインで、第2S優勝をもたらす。「ニアサイドのDFの頭を越すことだけを考えていた」。
[J1 第2ステージ16節]
ジュビロ磐田 0-1 浦和レッズ
10月29日/ エコパ
浦和の決勝点は、この日、ゴールの匂いを徐々に漂わせた右ウイングバックの駒井善成のクロスから生まれた。
72分、槙野のボール奪取から武藤を経由して、森脇、駒井、李、再び右サイドのタッチライン沿いに開いていた駒井へ展開。駒井は迷わずドリブルで縦へ仕掛け、クロスを放つ。
「ニアサイドのDFの頭を越すことだけを考えていた。興梠さんからは『そのあとは、俺たちがなんとかするから』と言われていた。狙っていたとおり、越えることができて、そこで武藤さんが上手く合わせてくれました」
リーグ5試合連続スタメン出場(最近8試合中7戦で先発)となった駒井は、「結果を残す、という強い気持ちを持って臨んだ」と言う。序盤はミスパスから危ういカウンターを食らうなど、ヒヤっとする場面もあった。しかし、ボールを持てばまず必ず縦に仕掛けるという積極的な姿勢を貫くことで、相手にプレッシャーを与え続けた。
浦和の選手もその駒井のテンポに合わせてパスを供給。そうやってチームとしての攻撃のリズムが刻まれ出した時間帯に、「駒井―武藤」ラインの一撃が決まったのだ。
「終盤戦、簡単な試合はひとつもない。相手もみんなが一生懸命で、崩す形はなかなかできなかった。ただ、後半は疲れが出てきて、スペースが空いてくると思っていた。そうするための前半でもあった」
駒井の“思惑”どおりとなった。徐々に敵陣に“ほころび”ができたところを見逃さず、勝負どころでひと仕事をした。
「1対1の仕掛けるところで、違いを見せつけないダメだと思っていた。その『一発』で決定づけられて良かった」
また、この試合では11.735キロメートルを走り、チーム内の走行距離チーム1位を記録した(2位は阿部勇樹の11.263キロだった)。最も走って勝利に貢献したわけだが、「うん…、少ないですね」とちょっと微妙な反応。
駒井はその理由を次のように語った。
「相手がそこまで前から仕掛けてこなかった展開も(走行距離に)関係していることは分かっています。ただ……」
ジュビロ磐田 0-1 浦和レッズ
10月29日/ エコパ
浦和の決勝点は、この日、ゴールの匂いを徐々に漂わせた右ウイングバックの駒井善成のクロスから生まれた。
72分、槙野のボール奪取から武藤を経由して、森脇、駒井、李、再び右サイドのタッチライン沿いに開いていた駒井へ展開。駒井は迷わずドリブルで縦へ仕掛け、クロスを放つ。
「ニアサイドのDFの頭を越すことだけを考えていた。興梠さんからは『そのあとは、俺たちがなんとかするから』と言われていた。狙っていたとおり、越えることができて、そこで武藤さんが上手く合わせてくれました」
リーグ5試合連続スタメン出場(最近8試合中7戦で先発)となった駒井は、「結果を残す、という強い気持ちを持って臨んだ」と言う。序盤はミスパスから危ういカウンターを食らうなど、ヒヤっとする場面もあった。しかし、ボールを持てばまず必ず縦に仕掛けるという積極的な姿勢を貫くことで、相手にプレッシャーを与え続けた。
浦和の選手もその駒井のテンポに合わせてパスを供給。そうやってチームとしての攻撃のリズムが刻まれ出した時間帯に、「駒井―武藤」ラインの一撃が決まったのだ。
「終盤戦、簡単な試合はひとつもない。相手もみんなが一生懸命で、崩す形はなかなかできなかった。ただ、後半は疲れが出てきて、スペースが空いてくると思っていた。そうするための前半でもあった」
駒井の“思惑”どおりとなった。徐々に敵陣に“ほころび”ができたところを見逃さず、勝負どころでひと仕事をした。
「1対1の仕掛けるところで、違いを見せつけないダメだと思っていた。その『一発』で決定づけられて良かった」
また、この試合では11.735キロメートルを走り、チーム内の走行距離チーム1位を記録した(2位は阿部勇樹の11.263キロだった)。最も走って勝利に貢献したわけだが、「うん…、少ないですね」とちょっと微妙な反応。
駒井はその理由を次のように語った。
「相手がそこまで前から仕掛けてこなかった展開も(走行距離に)関係していることは分かっています。ただ……」