「もうピッチに戻ることはできないのではと思ったことは、一度や二度ではありません」
今季限りので引退を発表している広島の森﨑浩司が、16節・福岡戦の試合後に引退セレモニーを行なった。
2度のJ2降格や3度のJ1優勝、そして自身を襲った怪我や体調不良――。様々な思いが交錯し、涙ながらに言葉を紡いだレフティは、「普段は照れくさくて、なかなか直接は言いづらいので、この場を借りて言わせてください」と兄・和幸への想いも打ち明けた。
ここでは、そのセレモニーでのコメント全文をお届けする。
―――◆―――◆―――◆―――
今シーズン初めて先発で出たので体力的にも精神的にもすごく疲れているので、紙にメモしてきたことを読み上げたいと思います。
今日は僕、森﨑浩司のために、このような場を設けていただきありがとうございます。こんなにもたくさんのサポーターに見届けてもらえるという最高の雰囲気のなか、自分自身にとって最後のホーム最終戦を迎えられ、本当に僕は幸せ者だとしみじみと感じています。
広島で生まれ育ち、ユースの頃から数えると20年、プロになってからは17年、僕はこのサンフレッチェ広島で過ごしてきました。
キャリアを振り返れば2度のJ2降格。そして3度のJ1優勝と嬉しいことや苦しいことがたくさんありました。そのなかで自分自身は幾度も体調不良や怪我に悩まされ、もうピッチに戻ることはできないのではと思ったことは一度や二度ではありません。
でも、そのたびに僕をこのピッチに戻らせてくれたのは、育ててくれた両親、いつもそばにいてくれた妻と子供たちでした。つらい時も苦しい時も支えてくれてありがとう。
また、クラブを支援してくれている株主様、スポンサー様、森保監督をはじめとするチームスタッフ、フロントの皆さん、一緒に切磋琢磨してくれたチームメイト、そして温かい目でいつも僕の復帰を待ってくれていたサポーターの後押しがあったからこそ、僕は戻ってくることができました。
改めて支えてくれた家族、出会ったすべての監督とチームメイト、サポーター、そして僕、森﨑浩司に関わってくれたすべてのひとに感謝したいと思います。
そして、そのなかでも特に僕が感謝しなければならないのは、双子の兄であるカズ(森﨑和幸)の存在です。普段は照れくさくてなかなか直接は言いづらいので、この場を借りて言わせてください。
僕はカズがいたから、今日までプロサッカー選手としてプレーできたと思っています。体調不良で苦しい時、自分自身のプレーに納得がいかない時、いつも相談に乗ってくれたのが他でもないカズでした。
2度のJ2降格や3度のJ1優勝、そして自身を襲った怪我や体調不良――。様々な思いが交錯し、涙ながらに言葉を紡いだレフティは、「普段は照れくさくて、なかなか直接は言いづらいので、この場を借りて言わせてください」と兄・和幸への想いも打ち明けた。
ここでは、そのセレモニーでのコメント全文をお届けする。
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今シーズン初めて先発で出たので体力的にも精神的にもすごく疲れているので、紙にメモしてきたことを読み上げたいと思います。
今日は僕、森﨑浩司のために、このような場を設けていただきありがとうございます。こんなにもたくさんのサポーターに見届けてもらえるという最高の雰囲気のなか、自分自身にとって最後のホーム最終戦を迎えられ、本当に僕は幸せ者だとしみじみと感じています。
広島で生まれ育ち、ユースの頃から数えると20年、プロになってからは17年、僕はこのサンフレッチェ広島で過ごしてきました。
キャリアを振り返れば2度のJ2降格。そして3度のJ1優勝と嬉しいことや苦しいことがたくさんありました。そのなかで自分自身は幾度も体調不良や怪我に悩まされ、もうピッチに戻ることはできないのではと思ったことは一度や二度ではありません。
でも、そのたびに僕をこのピッチに戻らせてくれたのは、育ててくれた両親、いつもそばにいてくれた妻と子供たちでした。つらい時も苦しい時も支えてくれてありがとう。
また、クラブを支援してくれている株主様、スポンサー様、森保監督をはじめとするチームスタッフ、フロントの皆さん、一緒に切磋琢磨してくれたチームメイト、そして温かい目でいつも僕の復帰を待ってくれていたサポーターの後押しがあったからこそ、僕は戻ってくることができました。
改めて支えてくれた家族、出会ったすべての監督とチームメイト、サポーター、そして僕、森﨑浩司に関わってくれたすべてのひとに感謝したいと思います。
そして、そのなかでも特に僕が感謝しなければならないのは、双子の兄であるカズ(森﨑和幸)の存在です。普段は照れくさくてなかなか直接は言いづらいので、この場を借りて言わせてください。
僕はカズがいたから、今日までプロサッカー選手としてプレーできたと思っています。体調不良で苦しい時、自分自身のプレーに納得がいかない時、いつも相談に乗ってくれたのが他でもないカズでした。