[J１・第２ステージ15節] 新潟 １-２ 浦和／10月22日／デンカS

　浦和が終了間際の決勝ゴールで新潟を下し、年間首位の座を守った。

　この試合に勝利し、他会場の結果次第では第２ステージ優勝が決まる浦和は、立ち上がりの新潟の果敢なプレッシングを凌ぐと、早くも先制点を奪う。７分、遠藤から新潟ディフェンスラインの背後へフィードが供給されると、これに反応した興梠が抜け出し、右足でゴールネットを揺らす。浦和が１-０とリードする。

　これで浦和が波に乗るかと思われたが、新潟もすかさず反撃。15分、DFのパスを奪ったラファエル・シルバがそのまま遠藤をかわしてペナルティエリア内に侵入すると、落ち着いて右足で浦和ゴールに流し込む。新潟が１-１の同点に追いつく。

　その後は浦和が試合の主導権を握り、再三新潟ゴールに迫る。後半に入ると、ズラタン、李を投入した浦和が圧倒的にボールを支配し、新潟を自陣に押し込む。

　しかし、チャンスを掴みながらも決め手を欠く浦和。88分には最終ラインの背後に抜け出した興梠がヘッドで狙うが決めきれない。その直後には新潟のヘディングシュートがポストを直撃する場面も。

　それでもアディショナルタイム突入直前の90分、浦和は左サイドから関根が仕掛けると、折り返しを李がスルー。流れたボールを走り込んだ興梠が左足で押し込む。浦和が２-１と勝ち越しに成功した。

　浦和は５分のアディショナルタイムをしっかりと逃げ切り、２-１で勝利。結局、同時刻に行なわれていた川崎対広島で、川崎が勝利したため、この日のステージ優勝は決まらなかったが、浦和は第２ステージとともに年間首位の座もキープした。

【新潟 １-２ 浦和 PHOTO】浦和が勝利するも、優勝は次節以降に持ち越し