パッと目が合った呉屋が「蹴ります!」
[ルヴァン杯決勝] G大阪 1(4PK5)1 浦和/10月15日/埼玉
3年連続でファイナルの舞台に立ったG大阪だったが、2年ぶりの優勝には届かなかった。
しかし、監督会見での長谷川監督の第一声は無念さよりも、やり切った心地よい爽快感に溢れていた。
「こんなにすがすがしい負けは初めて。選手たちがすべてを出し切って戦ってくれました」
G大阪は2週間前のJリーグ第2ステージ14節で、同じ埼玉スタジアムで浦和に0-4の完敗を喫している。当時の惨敗ぶりを思えば、「この2週間でよくここまでの試合を見せてくれたと思うし、こういうゲームを続けていくことが成長につながる」と、打って変わったチームの姿に、指揮官も感激しきりの様子だった。
しかし、「決勝戦に負けるとだんだん悔しさが込み上げてくる」と本音もチラリ。「たぶん、大阪に着く頃には悔しさがMAXになって『なんでああしなかったんだ』とか『なんで呉屋を指名したかなあ』とか(笑)」と冗談交じりに語った。
その勝負を決したPK戦では、当初の予定では呉屋に蹴らせるつもりはなかったという。
「他のPKを蹴らせようと思っていた選手が拒否しまして……。その時パッと呉屋と目が合った瞬間に『蹴ります!』と言ったんです」
長谷川監督は、呉屋の勇気ある志願に懸けた。だが、4人目のキッカーとなった彼はあえなく失敗。それでも長谷川監督は、「こういう決勝のPKになると蹴りたがらない選手もいる。そういうなかで本当に勇気を持って蹴ってくれたと思う」と、その勇気を讃えた。
さらに、「呉屋に蹴らせることに決めた私の責任。彼が蹴らせたくなるような内なるパワーを秘めた選手だということは間違いないし、結局今日は私が“持っていなかった”ということ」と、敗戦の原因を自身の判断に求めていた。
【PHOTOギャラリー】浦和が13年ぶり2度目の戴冠!
3年連続でファイナルの舞台に立ったG大阪だったが、2年ぶりの優勝には届かなかった。
しかし、監督会見での長谷川監督の第一声は無念さよりも、やり切った心地よい爽快感に溢れていた。
「こんなにすがすがしい負けは初めて。選手たちがすべてを出し切って戦ってくれました」
G大阪は2週間前のJリーグ第2ステージ14節で、同じ埼玉スタジアムで浦和に0-4の完敗を喫している。当時の惨敗ぶりを思えば、「この2週間でよくここまでの試合を見せてくれたと思うし、こういうゲームを続けていくことが成長につながる」と、打って変わったチームの姿に、指揮官も感激しきりの様子だった。
しかし、「決勝戦に負けるとだんだん悔しさが込み上げてくる」と本音もチラリ。「たぶん、大阪に着く頃には悔しさがMAXになって『なんでああしなかったんだ』とか『なんで呉屋を指名したかなあ』とか(笑)」と冗談交じりに語った。
その勝負を決したPK戦では、当初の予定では呉屋に蹴らせるつもりはなかったという。
「他のPKを蹴らせようと思っていた選手が拒否しまして……。その時パッと呉屋と目が合った瞬間に『蹴ります!』と言ったんです」
長谷川監督は、呉屋の勇気ある志願に懸けた。だが、4人目のキッカーとなった彼はあえなく失敗。それでも長谷川監督は、「こういう決勝のPKになると蹴りたがらない選手もいる。そういうなかで本当に勇気を持って蹴ってくれたと思う」と、その勇気を讃えた。
さらに、「呉屋に蹴らせることに決めた私の責任。彼が蹴らせたくなるような内なるパワーを秘めた選手だということは間違いないし、結局今日は私が“持っていなかった”ということ」と、敗戦の原因を自身の判断に求めていた。
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