「デュエル」にすべてを捧げる闘魂CB。植田直通は飛躍の時を迎えるか?

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年10月03日

「オーストラリア相手もでも、僕は負けるとは(思っていない)。真剣勝負したい」

空中戦に絶対の自信を持つ植田。今回の2連戦でチャンスを掴めるか。写真:小倉直樹/JMPA

画像を見る

「コンディションは問題ないです」
 
 植田直通は、開口一番そう言った。
 
 同僚である昌子源の負傷を受けて鹿島での出場機会を増やし、今回の日本代表にも選出。CBとしては、丸山と並んで吉田、森重、槙野に次ぐバックアップの位置付けだが、本人は出場に猛烈な意欲を燃やしている。
 
「選ばれるだけでは意味がない。試合に出られなければ意味がないと思うので、これからしっかりアピールして試合に”絶対”絡んでいきたいと思います」
 
 今回の2試合で対戦するのは、イラクとオーストラリア。ともにフィジカルに優れた2チームというのも、本人が強く意気込む要素のひとつだ。
 
「オーストラリアの映像も見ました。そこまで蹴ってくる印象はなかったけど、部分部分で強さを見せていた。僕はそういうところで強さを売りにしていますし、負けないようにしたい。骨格の違いもありますし、(イラクより)オーストラリアのほうが身体も身長も大きくという印象はあります。でも、そういった相手でも僕は負けるとは(思っていない)。やってみて勝てるとは思うので、真剣勝負したい」
 
 最終予選で2連敗スタートのイラクはともかく、2連勝でグループ首位に立つオーストラリアは相当に手強い相手。代表経験の浅い植田にチャンスがあるとすれば、ピンポイントでの起用だろう。ケイヒルやジュリッチといった空中戦に強いFW対策として、終盤の守備固めとしてピッチに送り込まれる可能性は決して低くない。
 
 そこでアピールできるかが、植田の代表での命運を分けると言っても過言ではない。指揮官が重視する「デュエル」にすべてを捧げるCBが、飛躍のチャンスを掴めるのか注目したい。
【関連記事】
【セルジオ越後】また本田や香川を先発させるの? 時差ボケの海外組より国内組のほうが機能するよ
3000人超のファンが「日本代表に呼んで欲しかった選手」。FWとMFの投票ランキングは?
【日本代表】面白みのない招集リスト。ハリルと本田のコメントから浮かび上がるタレント不足
「中学生だよね?」市船指揮官も感嘆する久保建英の存在感。帰国後1年半の成果はどこに?
【日本代表】キレキレのドリブルだけじゃない。代表で苦杯を舐め続けてきた齋藤学が見せる〝違い″

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ