ペップ・マンCが破竹の10連勝! 早くもアーセナル以来の「無敗優勝」を期待する声も

カテゴリ:メガクラブ

山中忍

2016年09月26日

「無敗優勝」のオッズが100倍から33倍に下がる。

スウォンジー戦で2ゴールを挙げたアグエロ。ここまで公式戦6試合で11得点と大爆発している。(C)Getty Images

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「パーフェクト10」
 
 9月25日付けのイングランド各紙は、マンチェスター・シティをそう讃えた。前日のプレミアリーグ6節・スウォンジー戦を3-1でモノにし、チャンピオンズ・リーグとリーグカップを含めて、開幕から無傷の公式戦10連勝を記録したのだ。
 
 指揮を執るジョゼップ・グアルディオラは、イングランドのトップリーグ新監督としては開幕連勝の新レコードを更新。次節のトッテナム戦(10月1日)でプレミア開幕7連勝となれば、2009−10シーズンにチェルシーを率いたカルロ・アンチェロッテを抜いて、新監督によるプレミア開幕連勝新記録をも樹立する。
 
 このグアルディオラのマンチェスター・Cには、早くも国内で「無敗優勝」を期待する声が囁かれ始めている。開幕前には100倍だった国内ブックメメーカーによる無敗優勝オッズは、今節を終えて33倍にまで下がっている。
 
 イングランド・サッカー近代史で唯一の無敗優勝者は、26勝12分けの成績を残して「インビンシブルズ(無敵の意)」と呼ばれた03−04シーズンのアーセナル。スウォンジー戦でのマンチェスター・Cには、たしかに先達を想起させる部分があった。
 
 マン・オブ・ザ・マッチを選ぶなら相手FWのフェルナンド・ジョレンテになる一戦は、マンチェスター・Cに土がついていても不思議ではなかった。スウォンジーにはスコアが1−1だったハーフタイム前後に、三度の決定機があったのだ。
 
 ポイントは63分にケビン・デ・ブルイネが奪った、見逃されていても不思議ではないPK。03-04シーズンのアーセナルも、同じく9月のポーツマス戦で訪れた敗北の危機を判定に恵まれたPKで免れている。
 
 その13年前に同点PKを決めたのはティエリ・アンリ。マンチェスター・C勝ち越しのPKを決めたセルヒオ・アグエロはここまで公式戦6試合で11得点と、プレミアで30ゴールを挙げた当時のアンリに匹敵する決定力を誇る。
 
 実力に加えて運にも恵まれるグアルディオラのチームを、アーセナルOBのイアン・ライトは、「今シーズンの彼らなら(無敗優勝も)いけるかもしれない」と言う。
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