「開幕の時からずっと言い続けている」
[J1第2ステージ10節]川崎 2-5 柏 8月27日/等々力
ゴールを挙げることで、川崎を牽引し続けてきた男が、チームの戦いぶりに不満をぶちまけた。
「俺はずっと言い続けているよ。開幕した時からずっと。これだけ言ってるんだから、分かってほしい」
声の主は、この試合でノーゴールに終わり、90分間を通じてあまりいいところを見せられなかった大久保嘉人だ。主張するのは、自身へ送られる縦パスのタイミングについてで、チームメイトからのそれは、あまりにも時機を逸しているというものだった。
「やっぱり、どうしてもすぐにサイドに行っちゃう。ボールを取って前を向いたら、まず当ててほしい。(自分を)見てほしい。(完全に)背負った状態で受けても相手のブロックは開かない。前はしんどいよ」
立ち上がりからオフサイドライン付近を漂い、柏のディフェンス陣と駆け引きをしながらボールを引き出そうとした大久保だが、なかなか相手の裏を取れるようなボールが供給されてこない。早いタイミングでの縦パスを諦め、サイドに展開しても、チームは柏のタイトな守備と雨に濡れたピッチに苦慮。パス回しも途切れがちになりカウンターを食らう場面も多くなる。
この日の試合展開も前線のアタッカーにとっては不利に働いた。開始5分でセットプレーとゴール前でのミスから2点を失い、森谷賢太郎の追撃弾で1点差に迫るも、さらにセットプレーから2点を失った。必然的に相手の柏は川崎の出方を窺い、より強固なブロックをバイタルエリア付近に構築するようになる。
しかし、そうしたフラストレーションが溜まる展開のなかで、大久保はまるで周囲に見せつけるかのような痛快なプレーを披露するのだ。
ゴールを挙げることで、川崎を牽引し続けてきた男が、チームの戦いぶりに不満をぶちまけた。
「俺はずっと言い続けているよ。開幕した時からずっと。これだけ言ってるんだから、分かってほしい」
声の主は、この試合でノーゴールに終わり、90分間を通じてあまりいいところを見せられなかった大久保嘉人だ。主張するのは、自身へ送られる縦パスのタイミングについてで、チームメイトからのそれは、あまりにも時機を逸しているというものだった。
「やっぱり、どうしてもすぐにサイドに行っちゃう。ボールを取って前を向いたら、まず当ててほしい。(自分を)見てほしい。(完全に)背負った状態で受けても相手のブロックは開かない。前はしんどいよ」
立ち上がりからオフサイドライン付近を漂い、柏のディフェンス陣と駆け引きをしながらボールを引き出そうとした大久保だが、なかなか相手の裏を取れるようなボールが供給されてこない。早いタイミングでの縦パスを諦め、サイドに展開しても、チームは柏のタイトな守備と雨に濡れたピッチに苦慮。パス回しも途切れがちになりカウンターを食らう場面も多くなる。
この日の試合展開も前線のアタッカーにとっては不利に働いた。開始5分でセットプレーとゴール前でのミスから2点を失い、森谷賢太郎の追撃弾で1点差に迫るも、さらにセットプレーから2点を失った。必然的に相手の柏は川崎の出方を窺い、より強固なブロックをバイタルエリア付近に構築するようになる。
しかし、そうしたフラストレーションが溜まる展開のなかで、大久保はまるで周囲に見せつけるかのような痛快なプレーを披露するのだ。