金崎のスルーパスに抜け出し、左足で丁寧に流し込む。
[J1 第2ステージ10節]
横浜F・マリノス 2-2 鹿島アントラーズ
8月27日/日産スタジアム
勢いが、止まらない。
これで3試合連続ゴール。8節・福岡戦、続く湘南戦で決勝点を決めている鈴木優磨は、迎えた横浜との一戦では、28分にチームを勢いづかせる先制点をマーク。さらに85分にはファブリシオの同点弾もお膳立てするなど、1試合・1得点の活躍ぶりだった。
第1ステージでは3得点を記録し、チーム内ランクでは3位の今季通算7得点目となる横浜戦でのゴールは、金崎夢生のアシストから生まれた。
「顔を上げた瞬間に、夢生君が素晴らしいボールをくれたので。ホント、決めるだけでした」(鈴木)
金崎が横浜守備陣の背後を突くスルーパスを通す。これにタイミング良く走り込んだ鈴木は、マークに付く相手の前に一歩速くポジションを取り、右足でコントロールし、左足で丁寧に流し込んでみせた。
無駄のないモーションと、正確にコースを射抜く高いシュート技術。「最近、試合を重ねるごとに、自分の中で落ち着いてやれている。ああいうトラップとか、前は慌ててできなかったけど、今は良い意味での慣れが出てきて、毎試合、良くなってきていると思う」と鈴木は手応えを口にする。
しかし、その表情はどこか冴えない。横浜戦は2-2のドロー決着だった。いくら個人としてレベルアップを果たせても、「チームに反映できていない悔しさはある」と自らを戒めるように話す。
3試合連続ゴールにも、喜びを表現できない。
「いくら点を取っていようが、FWとしては、勝たないと意味がない。(チームを)“勝たせられるゴール”を決めないといけない」
なによりも、チームの勝利を欲している。とりわけ、今日のゲームに関しては強くそう思っていたのではないだろうか。
横浜戦の前日練習では、石井正忠監督が体調不良により、グラウンドに姿を現わさなかった。結局、横浜戦で指揮を執ったのは、コーチの大岩剛だった。
第1ステージ覇者を襲った突然のアクシデント。ノーマルモードではないチームが試合に負ければ、さらに状況は悪化するかもしれない。幸いにも、ファブリシオの一撃で敗戦は免れたが、それでも引き分けという結果に鈴木は到底、納得できなかった。
横浜F・マリノス 2-2 鹿島アントラーズ
8月27日/日産スタジアム
勢いが、止まらない。
これで3試合連続ゴール。8節・福岡戦、続く湘南戦で決勝点を決めている鈴木優磨は、迎えた横浜との一戦では、28分にチームを勢いづかせる先制点をマーク。さらに85分にはファブリシオの同点弾もお膳立てするなど、1試合・1得点の活躍ぶりだった。
第1ステージでは3得点を記録し、チーム内ランクでは3位の今季通算7得点目となる横浜戦でのゴールは、金崎夢生のアシストから生まれた。
「顔を上げた瞬間に、夢生君が素晴らしいボールをくれたので。ホント、決めるだけでした」(鈴木)
金崎が横浜守備陣の背後を突くスルーパスを通す。これにタイミング良く走り込んだ鈴木は、マークに付く相手の前に一歩速くポジションを取り、右足でコントロールし、左足で丁寧に流し込んでみせた。
無駄のないモーションと、正確にコースを射抜く高いシュート技術。「最近、試合を重ねるごとに、自分の中で落ち着いてやれている。ああいうトラップとか、前は慌ててできなかったけど、今は良い意味での慣れが出てきて、毎試合、良くなってきていると思う」と鈴木は手応えを口にする。
しかし、その表情はどこか冴えない。横浜戦は2-2のドロー決着だった。いくら個人としてレベルアップを果たせても、「チームに反映できていない悔しさはある」と自らを戒めるように話す。
3試合連続ゴールにも、喜びを表現できない。
「いくら点を取っていようが、FWとしては、勝たないと意味がない。(チームを)“勝たせられるゴール”を決めないといけない」
なによりも、チームの勝利を欲している。とりわけ、今日のゲームに関しては強くそう思っていたのではないだろうか。
横浜戦の前日練習では、石井正忠監督が体調不良により、グラウンドに姿を現わさなかった。結局、横浜戦で指揮を執ったのは、コーチの大岩剛だった。
第1ステージ覇者を襲った突然のアクシデント。ノーマルモードではないチームが試合に負ければ、さらに状況は悪化するかもしれない。幸いにも、ファブリシオの一撃で敗戦は免れたが、それでも引き分けという結果に鈴木は到底、納得できなかった。