大島をインサイドハーフで起用。攻撃の潤滑油として期待が懸かる。
ブラジル時間8月2日、久保裕也の招集を断念し、鈴木武蔵を代役に立てることが決まった(同時に、オナイウ阿道をバックアップメンバーに追加招集)。これにより、本大会に臨む18人と、バックアップ4人の顔ぶれが確定し、手倉森監督は「この22人で戦うぞ!」とメッセージがあったという。
【リオ五輪PHOTO】バックアップメンバーも参加。マナウス練習2日目
では、いったいどの組み合わせで戦うのがベストなのか。7月27日のセルジッペ戦、同30日のブラジル戦、そしてマナウスでのトレーニングから“最適解”を探った。
――◆――◆――
まず始めにシステムだが、手倉森監督はマナウスでの練習2日目を終え、ナイジェリア戦に4-3-3で臨むことを示唆。ここでは同システムに当て込んで陣容を考えていく。
1トップは興梠で異論の余地はないだろう。しなやかなポストプレーでタメを作り、どんな戦術にも柔軟に対応。いわゆる生粋のストライカータイプではないものの、高い決定力と周囲を使う能力に長けたアタッカーを使わない手はない。
両ウイングには南野と中島を選択。「耐えて守って、鋭く攻撃する」がコンセプトの同システムでは、"スピードと突破力"が必要になる。フォーメーション練習では、鈴木も左ウイングとしてプレーしていたが、このFWは"裏を狙う"動きを最大の特長とするため、前述のふたりのほうが適任だろう。
中盤のトライアングルは、インサイドハーフに大島と矢島、アンカーに遠藤を置く。
キャプテンの遠藤は中盤でフィルター役を担い、ボールを奪ったらすかさず前へ展開する攻撃のスイッチを入れる働きを期待。予想の肝となるインサイドハーフだが、ブラジル戦のパフォーマンスを見る限り、大島のボールキープやパスセンスはチームを落ち着かせ、攻撃を機能させるのに必要不可欠だ。
もう1枚のインサイドハーフは、練習では矢島と原川が入っていたが、アンカーの脇には広大なスペースがあるため、「耐える」ことを想定するのであれば守備力や運動量で勝る前者だろう。
最終ラインは藤春、植田、塩谷、室屋の4枚で鉄板か。手倉森ジャパンでは絶え間なくラインの上げ下げが求められるゆえ、立ち上げ当初からコンビを組んできた植田―岩波のオプションも捨てがたい。ただ、現在のコンディションやフィジカル面を考えると、やはり塩谷になるだろう。
【リオ五輪PHOTO】バックアップメンバーも参加。マナウス練習2日目
では、いったいどの組み合わせで戦うのがベストなのか。7月27日のセルジッペ戦、同30日のブラジル戦、そしてマナウスでのトレーニングから“最適解”を探った。
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まず始めにシステムだが、手倉森監督はマナウスでの練習2日目を終え、ナイジェリア戦に4-3-3で臨むことを示唆。ここでは同システムに当て込んで陣容を考えていく。
1トップは興梠で異論の余地はないだろう。しなやかなポストプレーでタメを作り、どんな戦術にも柔軟に対応。いわゆる生粋のストライカータイプではないものの、高い決定力と周囲を使う能力に長けたアタッカーを使わない手はない。
両ウイングには南野と中島を選択。「耐えて守って、鋭く攻撃する」がコンセプトの同システムでは、"スピードと突破力"が必要になる。フォーメーション練習では、鈴木も左ウイングとしてプレーしていたが、このFWは"裏を狙う"動きを最大の特長とするため、前述のふたりのほうが適任だろう。
中盤のトライアングルは、インサイドハーフに大島と矢島、アンカーに遠藤を置く。
キャプテンの遠藤は中盤でフィルター役を担い、ボールを奪ったらすかさず前へ展開する攻撃のスイッチを入れる働きを期待。予想の肝となるインサイドハーフだが、ブラジル戦のパフォーマンスを見る限り、大島のボールキープやパスセンスはチームを落ち着かせ、攻撃を機能させるのに必要不可欠だ。
もう1枚のインサイドハーフは、練習では矢島と原川が入っていたが、アンカーの脇には広大なスペースがあるため、「耐える」ことを想定するのであれば守備力や運動量で勝る前者だろう。
最終ラインは藤春、植田、塩谷、室屋の4枚で鉄板か。手倉森ジャパンでは絶え間なくラインの上げ下げが求められるゆえ、立ち上げ当初からコンビを組んできた植田―岩波のオプションも捨てがたい。ただ、現在のコンディションやフィジカル面を考えると、やはり塩谷になるだろう。