Jクラブ注目の高校ナンバー1FW――岩崎悠人は、どのクラブを選ぶのか

カテゴリ:高校・ユース・その他

森田将義

2016年07月04日

「どのチームに行くかによって人生が変わる。インターハイが始まるまでに慎重に決めたい」

6クラブに練習参加した岩崎は、「プロに行ったら基本、自信を無くしますね(笑)」と冗談交じりに語った。写真:森田将義

画像を見る

 複数のJクラブからオファーを受ける高校生ナンバー1ストライカー。岩崎悠人が夏のインターハイを前に、卒業後の進路や代表での活動、そして大会の目標について語った。
 
―――◆―――◆―――◆―――
 
――プロへの練習参加が盛んに報じられていますが、どのクラブに入団するのか気持ちは固まってきましたか?
 
 これまで6チームの練習に参加させてもらいましたが毎回、色んな刺激を受けているのでかなり悩んでいます。
 
 例えば、この間に行った川崎であれば、ボールを止めて蹴る動きや相手を外す動きがみんな凄くて勉強になるなど、それぞれのチームの良い所があります。
 
 人生の岐路というか、どのチームに行くかによって人生が変わると思うので、インターハイが始まるまでに慎重に決めたいと思います。
 
――プロに混ざってプレーすることで見えた課題と収穫を教えてください。
 
 プロに練習参加した時は、FWではなく、サイドで使ってもらう機会が多いのですが、ドリブルや一瞬の動き出し、相手へのプレスを続ける運動量では負けていないという手応えは掴めました。
 
 一方で、判断のスピードや的確さが足りないと痛感しています。特に足りないのは止めて蹴るという技術。どこのチームもそうなのですが、基本的な技術はやっぱり高くて、来たボールをピタッと止められる。ちゃんとボールを止められるから、判断のスピードが速くなるのではと気付きました。
 
 プロに行ったら基本、自信を無くしますね(笑)。上には上がいるなって感じるというか。でも、京都橘に戻ると自信を持ってプレーできる。自信を持ってやるからできるプレーもあると思うんです。
 
 代表やプロの練習参加で自分の課題を見つけて、京都橘で思い切ってプレーしながら克服するイメージで今はサッカーに取り組んでいます。
 
――プロへの練習参加に加えて、世代別代表にも参加しています。疲れはありませんか?
 
 スケジュールは結構きついですね。特に昨年の秋は代表に参加する回数が増えて、家までの往復が大変だからという理由で、3か月ほど学校の近くにある寮に入らせてもらいました。体調的な面もそうですが、美味しいご飯がいっぱい食べられたのが大きかったです。身体が一回り大きくなったのはあの時期があったからだと思います。
 
 今年も、6月はU-19代表の中国遠征から帰ってきた足で川崎の練習に参加して、京都橘に戻ったら今度はすぐにアメリカ遠征という日程でした。そのため、最近はこれまで以上に身体のケアをするようになりました。
 
 今の楽しみは、お風呂に行ってマッサージすること。家の近所にスーパー銭湯があって、そこの寝ながらお湯に浸かれる川風呂が良いんですよ。そこに浸かりながら進路についてや、チームのことを考えたりします。
【関連記事】
【総体出場校】東京・関東一|前回4強の財産とラストピースの存在で今年も旋風の予感漂う
【総体】男子組み合わせ決定/市立船橋の初戦は秋田商。3連覇を狙う東福岡は2回戦からの登場
【総体PHOTO】男子出場55校の勇姿!東福岡、市立船橋、静岡学園、滝川二、青森山田など
【総体出場校】千葉・流経大柏|史上最弱なんかじゃない! “鬼プレス”復活で全国の舞台で暴れ回る
【総体出場校】千葉・市立船橋|プロ注目DFを擁して狙うは東福岡への雪辱と9度目V

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ