【J1採点&寸評】仙台×川崎|小細工なしのぶつかり合いで川崎が仙台を粉砕!

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年07月02日

仙台――前線から圧力を掛ける良さが消えて、前半で試合の趨勢を決められる。

【警告】仙台=R・ロペス(22分)、大岩(30分)、富田(75分) 川崎=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】大島僚太(川崎)

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【チーム採点・寸評】
仙台 5.5
第1ステージ最終盤に盛り返した要因である前線からのプレスをできずに、前半に2失点して試合の趨勢を決められてしまう。後半も幾度かのチャンスを除いて常にボールポゼッションされる展開で、最後はミスから痛恨の3失点目を喫した。
 
川崎 6.5
序盤から小気味よくパスを回して押し込み、全員が連動しながら相手陣でプレーし続ける。ピッチの幅を広く使った攻撃で先行すると、後半にはカウンターからトドメの追加点。危険なシーンもあったが、最強の矛で仙台を撃破した。
 
【仙台|採点・寸評】
GK
1 六反勇治 5
48分にフリーの大久保のシュートをセーブする好守を見せたが、キャッチ、フィードともにいつもの安定感を失っており3失点。特に21分に喫した2ゴール目は、悪くとも弾き出せたはず。
 
DF
27 大岩一貴 5.5(56分OUT
右サイドで絶え間なく上下動を繰り返して攻守にアクセントになろうと奮闘も、効果的だったかと言えば……。川崎の最終ラインの裏へ飛び出すダイアゴナルランにも、最後までパスは出てこなかった。
 
13 平岡康裕 5
左右に散らされるパスに、上手くスライドできず。CB渡部や右SB大岩との距離を空けてしまい、そのスペースに何度も侵入を許してしまった。寄せるか待つかの判断スピードを上げたい。
 
3 渡部博文 5.5
最終ラインを高い位置で保とうと大声を張り上げながら必死に統率を試みた。攻撃に深さを作ろうとする大久保と大塚の対応に苦慮した印象で、持ち味の激しさは見られなかった。
 
5 石川直樹 4.5
対峙した小林に気圧されるシーンが多数。地上戦でも空中戦でも後手を踏み続けて、自身のサイドから前半だけで2失点。試合終了間際にも三好に股を通されるシュートでゴールを許した。
 
MF
17 富田晋伍 5.5
川崎の自在なスペースメイクに負けることなく、危機察知能力を活かして穴を埋め続ける。磐田戦でやられてしまったカウンター対策でリスク管理を怠らず、ボールの散らしも及第点以上だったが、不要なロストもあった。
 
18 三田啓貴 5
ボールをもらいに下がるが、タッチ数に反比例して存在感を放てなかった。前に飛び出すプレーも少なかったためカウンター時にも活きず、ポゼッション時には攻撃のスイッチとなる縦パスはほとんどなかった。
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