【リオ五輪代表】4-1快勝にも「気持ちが晴れない」と手倉森監督が語った真意は?

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年06月30日

「みんな申し分なく、期待に応えてくれた」という言葉を鵜呑みにはできないが…。

最終メンバー18人に選ばれるのは誰か。手倉森監督の決断に注目だ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部

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 リオ五輪前に行なわれる国内最後のテストマッチに挑んだU-23日本代表は、U-23南アフリカ代表を4-1で撃破した。
 
 7月1日の五輪メンバー発表に向けた最後の選手選考の場で4ゴール。PKで先制点こそ許したものの、そこから見事な反発力を見せて、鮮やかに相手ディフェンスを崩し切った。
 
 しかし、4-1の快勝にも手倉森監督の表情は浮かない。その真意はこうだ。
 
「18人を選ばなければいけない。今日良い試合をしたおかげで、より厳しい決断をしなければいけなくなった。この世代は本当に自分が肩に力を入れないように、ニコニコしながらやってきたが、ここからはちょっと厳しい顔をしなければいけないなという、そんなところです」
 
 冴えを見せた攻撃陣では、怪我から復帰した中島が、2ゴールを決めるハイパフォーマンスを披露。背番号10を与えた矢島がチームの2点目を挙げれば、浅野もトドメの4点目を見舞った。
 
 一方、守備陣も、怪我明けの室屋が90分間プレーし、右SBの松原やCBの中谷も水準以上のパフォーマンスを示している。
 
 アピールに失敗した選手もいたため、「特に今日の21人は良い存在感を発揮してくれた」「みんな申し分なく、期待に応えてくれた」という指揮官の言葉を鵜呑みにはできないが、この南アフリカ戦で選択肢の幅が広がったのは間違いない。これはチームとしてポジティブな材料だ。
 
 リオ五輪の登録メンバーは18人。ここからオーバーエイジ内定の3人(興梠、藤春、塩谷)と、当確と思われる欧州組の2人(南野、久保)を引くと、残る枠は13。手倉森監督が悩むのも当然だろう。
 
 この狭き門をくぐり抜ける選手は誰なのか。アジア予選を勝ち抜いた鉄板のメンバーが選ばれるのか、それとも意外な人選があるのか。手倉森監督は、「7月1日の発表でサプライズはありますか?」との質問にこう答えた。
 
「自分がこんなに悩んだなかで記者会見をすると思わなかった。それがサプライズです」
 
 運命の日は、2日後に迫っている。
 
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