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【G大阪】主役の宇佐美はラストゲームで2得点に絡む活躍。移籍セレモニーでは“感謝の涙”

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年06月25日

54分に素晴らしいFKから金の勝ち越しゴールをお膳立て。

吹田スタジアムでの名古屋戦は、宇佐美にとって、今季、G大阪でのラストゲーム。54分にはアシストを決めた。(C)SOCCER DIGEST

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[J1第1ステージ17節]G大阪×名古屋 6月25日/市立吹田サッカースタジアム
 
 アウクスブルク(ドイツ)への移籍が決まった宇佐美にとって、市立吹田サッカースタジアムでの名古屋戦はG大阪でのラストゲームとなる。前節の鳥栖戦まで3戦連発中ということもあり、背番号39のエースは「ラストを勝利で締めて、自分も点を取って笑顔で(アウクスブルクに)行ければと思う」と気合い十分だった。

【PHOTO】宇佐美貴史、国内ラストマッチ&涙のセレモニー
 
 迎えた名古屋戦、スタンドのサポーターがパネルで「39」の文字を作るなか吹田スタジアムのピッチに入場した宇佐美だが、自らチャンスを作る前に名古屋に先制(3分)されてしまう。川又に豪快なシュートを決められると、宇佐美は苦笑いを浮かべていた。
 
 名古屋の手堅い守備にスペースを見出せない宇佐美は、その後もシュートチャンスになかなか絡めない。しかし、前半終了間際の44分にようやく左サイドからドリブルで持ち込んで際どいシュート。これは枠を捉えなかったが、その直後、右SBの米倉のクロスからパトリックが落としたボールを阿部がゴール正面から右足で丁寧に叩き込み、G大阪が1-1の同点に追いついた。
 
 そして後半、51分に素晴らしい単独ドリブルからフィニッシュした宇佐美は、その3分後のセットプレーで絶妙のキックから金の勝ち越しゴール(ヘディングシュート)をアシスト。67分に矢野のクロスから川又に再びゴールを許し、2-2のタイスコアになったが、宇佐美は80分にゴール正面からシュートを放つなど勝利を目指して果敢に戦った。
 
 終盤の88分には宇佐美のFKから最後はこぼれ球を今野が蹴り込み、3-2と勝ち越すものの、直後にまさかの被弾。慌ただしい展開となった試合は結局、3-3の引き分けに終わった。
 
 壮絶な打ち合いとなった名古屋戦でゴールこそなかったが、宇佐美は2得点に絡む活躍。試合後のセレモニーでは“感謝の涙”を流した。
 
 
 

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