「金崎選手という良いお手本がいたからです」(鈴木)。
[J1・1stステージ15節]浦和 0-2 鹿島 6月11日/埼玉
1-0で迎えた88分、自ら奪ったPKを確実に沈めてみせた鈴木優磨は、浦和戦勝利の立役者のひとりでもある。
ミックスゾーンで取材を受ける鈴木のすぐ側を、金崎夢生が通り過ぎようとする。その際、金崎と鈴木が軽妙なやり取りを見せる。
金崎:「調子に乗んなよ。(PKをもらったファウルは)演技だろ、あれ。ノーファウルだから」
鈴木:「ファウルだよ」
金崎:「チームでPKのキッカーが決められているのに、勝手に蹴ったから罰金だからな」
鈴木:「お前、蹴っていいっていっただろ!(笑)」
鈴木は志願してPKを蹴り、成功させた。当然ながら、金崎も本心では、この若きアタッカーの度胸と実力を高く評価しているに違いない。
鈴木はこのPKのひとつ前のプレーで、決定的なチャンスを外している。気持ちが消極的になってもおかしくなかったが、PKのチャンスを掴むと、「100パーセント、決められる自信があった」と、FWらしい強気な姿勢で、勝負を決定づけるゴールを決めている。
鈴木がそうしたメンタルでいられたのには、また別の理由がある。ついさっき、金崎と笑顔で話している時とは違い、その表情をグッと引き締めて話す。
「それはもう本当に、金崎選手という良いお手本がいたからです。(金崎は)今日も前半、散々外していたけど、結局、決めたじゃないですか。外してもネガティブにならない、次だって気持ちに切り替えられる強さ。そういう部分は学ばしてもらっているので。
それを自分も真似して、結果にもつなげられた。あの人はもっともっと我が強いですけど、もっともっとあの人に近づくために、やらなければいけないことが多いです」
前半、金崎には2度、決めてもおかしくないビッグチャンスがあった。39分、カウンターに抜け出し、右足で狙いすましたシュートを放つも、無情にもポストを叩いて決め切れなかった。さらにロスタイムには、遠藤康のクロスにヘッドで合わせるも、これもポストに嫌われてゴールならず……。
この前半終了間際の決定機逸の時は、金崎はさすがに膝をついて意気消沈していた。
1-0で迎えた88分、自ら奪ったPKを確実に沈めてみせた鈴木優磨は、浦和戦勝利の立役者のひとりでもある。
ミックスゾーンで取材を受ける鈴木のすぐ側を、金崎夢生が通り過ぎようとする。その際、金崎と鈴木が軽妙なやり取りを見せる。
金崎:「調子に乗んなよ。(PKをもらったファウルは)演技だろ、あれ。ノーファウルだから」
鈴木:「ファウルだよ」
金崎:「チームでPKのキッカーが決められているのに、勝手に蹴ったから罰金だからな」
鈴木:「お前、蹴っていいっていっただろ!(笑)」
鈴木は志願してPKを蹴り、成功させた。当然ながら、金崎も本心では、この若きアタッカーの度胸と実力を高く評価しているに違いない。
鈴木はこのPKのひとつ前のプレーで、決定的なチャンスを外している。気持ちが消極的になってもおかしくなかったが、PKのチャンスを掴むと、「100パーセント、決められる自信があった」と、FWらしい強気な姿勢で、勝負を決定づけるゴールを決めている。
鈴木がそうしたメンタルでいられたのには、また別の理由がある。ついさっき、金崎と笑顔で話している時とは違い、その表情をグッと引き締めて話す。
「それはもう本当に、金崎選手という良いお手本がいたからです。(金崎は)今日も前半、散々外していたけど、結局、決めたじゃないですか。外してもネガティブにならない、次だって気持ちに切り替えられる強さ。そういう部分は学ばしてもらっているので。
それを自分も真似して、結果にもつなげられた。あの人はもっともっと我が強いですけど、もっともっとあの人に近づくために、やらなければいけないことが多いです」
前半、金崎には2度、決めてもおかしくないビッグチャンスがあった。39分、カウンターに抜け出し、右足で狙いすましたシュートを放つも、無情にもポストを叩いて決め切れなかった。さらにロスタイムには、遠藤康のクロスにヘッドで合わせるも、これもポストに嫌われてゴールならず……。
この前半終了間際の決定機逸の時は、金崎はさすがに膝をついて意気消沈していた。