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【J1採点&寸評】大宮×浦和|白熱のさいたまダービーは、「今季一番苦しんだ」浦和が勝利。右足のハーフボレーを叩き込んだ柏木陽介をMOMに選出

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2016年05月08日

大宮――前半はプレッシングで相手の狙いを封じたが、後半は試合巧者ぶりに翻弄されシュート0本に終わる。

【警告】大宮=横谷(39分)、和田(56分)、家長(75分)、菊地(90+1分) 浦和=関根(28分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】柏木陽介(浦和)

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全員守備で相手のパスサッカーに対応。だが、徐々にカウンターの鋭さを欠いてしまった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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【チーム採点・寸評】
大宮 5.5
前半は布陣をコンパクトに保ち、全体で連動しながらスライドして浦和の攻撃をしのぐ。そこから何度か効果的なカウンターを発動させ、家長のポスト直撃弾などあったが決め切れず。逆に終了間際に失点を喫した。後半は浦和の試合巧者ぶりに翻弄され、シュート0本に終わる。
 
浦和 6.5
序盤はリズムに乗り切れずにいたが、球際でほとんど負けず、徐々にリズムを掴んだ。攻守の切り替えが速いなか、隙を突いた柏木の一撃も光った。一方、阿部や李にミスが散見。やはり「軸」にミスが出ると、流れに乗り切れないか。

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【大宮|採点・寸評】
GK
1 加藤順大 6
大宮のユニホームを着て迎える初の古巣との“さいたまダービー”。判断良く飛び出してゴールに鍵を掛け、79分にはボールを必死にかき出した。
 
DF
19 奥井 諒 5.5
武藤のマークにつき切れず、失点に関与したことで減点。一方、1対1で冷静に対処し続け、スライディングで何度も突破を阻止した。
 
2 菊地光将 5.5
焦れることなく最終ラインを統率しながら、地上戦と空中戦、どちらでも強さを発揮。怒涛のような攻めを撥ね返し続けたが、終盤はイエローカードを受けるなど後手に回った。
 
3 河本裕之 6
前への反応がよく、素早くドンッと身体を寄せて相手アタッカーの動きを制限した。安定感のある菊地とのコンビで、危険の芽を摘んだ。
 
22 和田拓也 5.5
スピード差を考えて、迂闊に相手の間合いに入らず。押されはしたが、勘と先読みの鋭さで左サイドの瓦解を食い止めた。終盤は関根と森脇の対応に苦しめられた。
 
MF
23 金澤 慎 5.5
岩上と連動しながら東奔西走。常に危険地帯を気にかけ、ボールハントだけでなくカバーリングで存在感を示した。一方、攻撃面ではほとんどなにもできなかった。
 
10 岩上祐三 5
ピッチを走り回って攻守でボールによく絡む。何度か球際の争いでも勝った。ただ、安易なボールロストがあり、失点につながった前半終了間際のパスミスもいただけない。
 
17 横谷 繁 5 (80分OUT)
幾度となく狙われた右サイドをケアするために守備に注力。仕方がない展開だったとも言えるが、持ち味の攻撃力をぶつけられなかった。
 
39 泉澤 仁 5.5 (62分OUT)
武器のドリブルで、積極的に挑んだ。ただ、意欲はあったが、ボール離れが悪く映った。61分には同サイドでフリーの家長にパスを出せず、相手にボールを奪われた。
 
FW
41 家長昭博 5.5
泥臭さを厭わずにダービーへの意気込みがヒシヒシと伝わるパフォーマンス。23分のポスト直撃弾は惜しかったが、能力を考えればもっと戦えたはずだ。
 
7 江坂 任 5.5 (73分OUT)
よく身体を張って、最前線で基準点となった。プレッシングも冴えた。鋭いターンから、臆することなく浦和守備陣に立ち向かったが、怖さは物足りなかった。
 
交代出場
8 ドラガン・ムルジャ 5 (62分IN)
ストライカーとしての役目をまっとうできないまま終了の笛を聞く。スペースを消された時にどうするかが、今後の課題だ。
 
9 ネイツ・ペチュニク 5 (73分IN)
連係面で、いまだ上手く周囲と噛み合わずにいる。D・ムルジャとも呼吸が合わず、77分にはビッグチャンスになりかけたが、トラップが大きくなってしまった。
 
16 マテウス -(80分IN)
出場時間が短く、アピールはできなかった。ボールを足もとでもらう自分の形に持ち込めないと、脅威を与えられない。
 
監督
渋谷洋樹 5.5
相手が修正をしてきた後、それを上回る手を打てず。プレッシング優先の先発メンバーは上手く機能した。しかし、交代枠を使用するたびにバランスを悪くしてしまった。
 

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
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