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【J1採点&寸評】横浜×広島|主将・青山を欠いた広島が横浜を一蹴。2ゴールのP・ウタカは得点ランク首位に浮上

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年04月24日

横浜――キャッチミスで失点した飯倉は最低点。中村が後半、チームを牽引したが…。

【警告】横浜=ファビオ(90分) 広島=千葉(69分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ピーター・ウタカ(広島)

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【チーム採点・寸評】
横浜 5
堅守が伝統のチームらしくない、自分たちのミスから失点。守から攻に切り替わる際も、縦パスをスイッチに複数人が連動して動き出すが、意思疎通にズレがあった。後半の圧力を試合序盤から出せていれば、結果はまた違うものになっていただろう。
 
広島 6.5
10連戦中の6試合目と疲労の色も濃いなかで、攻守の要である青山が体調不良で欠場。その窮地にチームがひとつとなり、しっかりと守りながら少ないチャンスをモノにするしたたかさを見せた。ACLグループリーグ敗退のショックを乗り越える、きっかけとなる勝利に。

【横浜1-2広島 PHOTO】P・ウタカが2ゴールで今季7点目!中村はPKで1点を返す

【横浜|採点・寸評】
GK
21 飯倉大樹 4.5
失点の場面は勢いよく飛び出すまでは良かったが、まさかのキャッチミスでゴールを“プレゼント”。流れのなかでは崩されていないだけに、悔やまれるプレーだった。

DF
5 ファビオ 5.5
GK飯倉とのコミュニケーションが甘く、自らクリアか、任せるかの判断が曖昧に。その一瞬の隙を突かれて失点した意味では、DF側にも責任はある。

13 小林祐三 6
相手をよく観察し、巧みなディレイで柏のドリブル突破をスローダウン。決定的な仕事はさせなかった守備は及第点だ。32分に決定機をお膳立てしたクロスも精度が高かった。
 
22 中澤佑二 6
10分にカウンターを受けた場面はしっかりと並走してコースを切り、GK正面にシュートを打たせる熟練の技。フィジカルと読みを駆使してP・ウタカのアタックにも必死に食らい付いた。53分、P・ウタカの強烈なシュートを頭で防いだプレーも見事だった。
 
23 下平 匠 5(83分OUT)
ミキッチの推進力に押し込まれて重心が後ろに。ボランチやCBのカバーのおかげでピンチは最小限に止めていたが、72分に裏を突かれてクロスを上げられ、逆転を許してしまった。

MF
8 中町公祐 5.5
密集地帯の中盤をスルリと抜け出し、時にゴール前にアタック。流動的かつ緩急をつけた動きは良かったものの、32分のチャンスで放ったヘディングシュートは決めたかった。
 
10 中村俊輔 6
広島の3バックに行く手を阻まれた前半から一転、後半一気に攻撃のギアを上げて反撃。背番号10の左足から次々とチャンスにつながるパスが生まれた。修正力はさすがだ。

11 齋藤 学 5
ドリブルにはスピードとキレがあったが、周囲と崩しのイメージが合わずに空回り。後半に巡って来た2度の決定機も、相手GKのファインセーブに阻まれるなど、運にも見放された。
 
20 マルティノス 5(HT OUT)
広島の厳しいマークに何度もピッチに打ちつけられ、足などを痛める。判定にもフラストレーションを溜めてラフプレーを犯すなど精彩を欠き、前半で交代を命じられた。
 
28 喜田拓也 5.5
対面の森﨑和に激しくプレッシャーをかけられ、上手くビルドアップに関われず。リズムに乗れなかった影響か、守備でも見せ場は少なかった。
 
FW
9 カイケ 5.5(64分OUT)
中盤まで下りてスペースを作ろうと試みるなど、チャレンジする姿勢を貫徹。しかし、本来のストライカーとしての迫力が半減してしまい、相手に脅威を与えられなかった。
 
交代出場
MF
18 遠藤渓太 6(HT IN)
マルティノスに代わって右サイドハーフへ。ギャップに入り込むと、エネルギッシュなプレーで攻撃を活性化。85分には左サイドを突破してクロスを供給するなど、チャンスにも絡んだ。
 
FW
17 富樫敬真 5(64分IN)
ボールは引き出せるものの、相手の守備にゴールから遠ざけられ、シュートは1本のみ。それもノーマークのヘディングシュートを外してしまい、同点のチャンスをフイにした。

FW
16 伊藤 翔 -(83分IN)
富樫と2トップを形成した効果はなく、シュートはゼロ本。中央を堅く締める広島の守備に、効果的な動きができなかった。
 
監督
エリク・モンバエルツ 5.5
試合早々の失点でゲームプランが崩壊。後半頭から遠藤を投入するなど果敢に交代のカードを切ったが、どこか歯車の狂ったチームを立て直すことができなかった。

GK飯倉は悔いの残るキャッチミスを犯し、相手に先制点を献上してゲームプランを崩してしまった。 写真:徳原隆元

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70分、中村が冷静にPKを決めて同点。チームの士気も高まったが、その2分後に失点したのが響いた。 写真:徳原隆元

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