【チーム採点・寸評】
磐田　５

警戒していたセットプレーから立ち上がりに２失点。その後は高い最終ラインの裏を取られ、失点を重ねた。キーマンと見ていた中村への寄せも、相手の巧さもあるが中途半端。後半途中から３バックで攻撃的な姿勢を見せたが、ボールを持たされた印象。終始相手にゲームをコントロールされた。
 
横浜　6.5
中盤と後列でボールを回し、磐田がプレスを仕掛けてきたところで高い最終ラインの裏を突く。序盤に２点を奪った後は、この戦術を徹底。４-１で迎えた後半は磐田にボールを持たせる余裕の試合運びのなかでダメ押しの５点目。全員が攻守に締まったプレーをみせ快勝した。
 
【磐田｜採点・寸評】
GK
カミンスキー　５
イージーなキャッチミスで、相手を楽にする２失点目。早い時間に２点リードを与え、相手を楽にさせたという意味では、大きなミスだった。
 
DF
５　櫻内　渚　4.5（35分OUT）
クリアの質が悪くゴール前でのマークも甘い。なにより攻撃で消極的なプレーを見せたことで指揮官に見切られ35分にベンチへ。
 
３　大井健太郎　５
果敢にラインを上げたが、明らかに相手に狙われている裏のリスクケアは不十分。「状況に応じたコントロールが必要だった」と反省。
 
35　森下　俊　５
守備が後手に回る場面が多かった。スプリント能力も活かせず大量失点。前線への効果的なフィードも好機になかなかつながらなかった。
 
13　宮崎智彦　5.5
対峙した長身のマルティノスとよく競り合ったが、結果的には攻守で上回られた。後半途中からサイドハーフになったが好機は作れず。
 
MF
23　山本康裕　5.5
攻守に精力的に動き、特に終盤はチーム全体を前に押し出すプレーを見せた。だが、相手の中盤をもう少し抑えたかった。
 
７　上田康太　4.5（HT OUT）
横浜の得点の起点となった中村、齋藤についていたが、寄せが甘く止められず。覇気なく相手に翻弄され、前半で退いた。
 
15　アダイウトン　６
「相手を惑わすために」右サイドで先発し、15分には左に移った。22分にボレーで今季初得点。その後も磐田の唯一の攻撃手段に。
 
４　小林祐希　5.5
退場したものの、ひるまずにテクニックを見せ、攻守にファイトした。巧みなポジションをとるが周囲の理解、連動がないのが惜しい。そこが課題か。
 
９　太田吉彰　５
持ち前の走力でファーストプレスを仕掛けるも、相手DF陣のパスワークを分断するには至らず。プレーが単調で攻撃でも見せ場なし。
 
FW
16　齊藤和樹　５（71分OUT）
惜しみなく動いたが、ボールも収まらなかった。ゴールへのアプローチは少なくシュートはゼロ本。守備時の寄せも迫力にかけた。
 
交代出場
DF
33　藤田義明5.5（35分OUT）
慣れない右サイドバックに入ったが、気持ちの入ったプレー。後半はサイドを変えたマルティノスや遠藤とよくせめぎあった。
 
MF
40　川辺　駿　５（HT IN）
３点差を追う後半にピッチへ。山本と縦関係の前目の位置でファイトしたが、決定的なチャンスを作ることはできなかった。
 
FW
20　森島康仁　5.5（71分IN）
中澤に競り勝ち、ボールを効果的に落とすプレー、積極的にゴールを狙う姿勢を披露。83分には、惜しい場面も。
 
監督
名波　浩　5.5
消極的なプレーを見せた選手を早めに交替し、後半は闘志を注入。３バックで得点を狙う。手は打ったが実力差を詰められなかった。