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【W杯南米予選】「MSN」対決の第1ラウンドはスアレスに軍配! 対照的だった試合後の両雄の表情と言葉

カテゴリ:国際大会

沢田啓明

2016年03月26日

アシストを記録も無得点のネイマール、粘って決めたスアレス。

誰もが注目したネイマールとスアレスの対決。共に有する決定力を活かしたのは後者だった。 (C) REUTERS/AFLO

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 2014年ワールドカップのイタリア戦で、ジョルジョ・キエッリーニの左肩に噛みついてFIFAから代表公式戦9試合出場停止の処分を受けていたウルグアイ代表FWルイス・スアレスが、3月25日、実に1年9か月ぶりに代表の公式戦のピッチに戻ってきた。
 
 舞台は、ブラジル北東部レシフェで行なわれた2018年ロシア・ワールドカップ南米予選のブラジル戦。バルセロナで無敵の南米トリオ「MSN」を形成するネイマールとの初対決とあって、さらにこの一戦は大きな注目を集めた。
 
 それぞれのチームのキャプテンを務めたふたりは試合前、コイントスの際に抱き合って言葉を交わし、互いの健闘を誓い合った。
 
 ネイマールは3トップの左サイドから中央にかけてのエリアで、スアレスはエディンソン・カバーニと組む2トップの一角としてプレー。共にファウルまがいの厳しいマークを受けながら、チームの勝利のために死力を尽くした。
 
 前半、よりチームに貢献したのはネイマールだ。7分、左サイドで右SBダニエウ・アウベスからパスを受けると、内側へ回り込んで鋭いシュートを右足で放ったが、揺すったのはサイドネットの外側だった。
 
 しかし26分には、チームの2点目を演出する。中盤で巧みなドリブルでスペースを作り、右サイドへ鋭いスルーパス。これを受けたMFレナト・アウグストは、GKをかわしてシュートを叩き込んだ。
 
 ネイマールは33分にも果敢にミドルシュートを放ったが、これは右ポストをわずかに外れた。
 
 一方のスアレスは前半、厳しいマークを受けてほとんど仕事をさせてもらえなかったが、48分にようやく、本領を発揮する。
 
 左サイドでのスルーパスでブラジルの最終ラインを抜け出すと、CBダビド・ルイスのマークをかいくぐり、強靭な下半身で踏ん張りながら、左足でファーサイドへ送り込んだ。貴重な同点ゴールだった。
 
 その後も、身体を張ってチャンスを作り続けたスアレスは、87分に絶妙のFKを放ったが、惜しくも外れた。
 
 試合は2‐2で終了したが、スアレスが笑顔でネイマールの肩を抱いたのに対し、ネイマールは苦笑いだったのが、この一戦における両者のプレー内容を如実に物語っていた。

徹底的なマークを受けながらも、スアレスは持ち前の巧さ、強さ、読みの良さでチャンスをモノにし、チームに結果をもたらした。 (C) REUTERS/AFLO

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