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【なでしこ採点&寸評】予選5試合での全20選手の評価は? 最高点は「6.25」の岩渕。失点を重ねた守備陣は…

カテゴリ:日本代表

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年03月10日

5試合で7失点。勝負どころで踏ん張りきれなかった守備陣は全体的に低評価に。

堅守が売りのなでしこジャパンだが、今大会は最終ラインを中心とした守備に不安定さが目立った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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【チーム|採点・寸評】
3位 2勝1分2敗 10得点・7失点 平均採点5.40
第1節    豪州       ●1-3  採点5
第2節    韓国       △1-1  採点5.5
第3節    中国       ●1-2  採点4.5
第4節    ベトナム〇6-1採点6
第5節    北朝鮮    ○1-0  採点6
 
「最も重要」(佐々木監督)と位置付けていたオーストラリア戦を落として、悪い流れに呑み込まれてしまう。選手同士の距離間やフリーラン、ボールホルダーへのサポートは徐々に修正されたが、切り替えの際のパスミスがあまりに多く、不慣れなロングボールに頼る場面も。攻守で“自滅”する形でリオへの切符を逃してしまった。

【PHOTOハイライト】日本 1-0 北朝鮮
 
【選手|採点・寸評】
[GK]
1 福元美穂    2試合(180分)・3失点 平均採点5.50 (-/6/5/-/-)
ベテランらしく、最後方から声を張り上げてチームを鼓舞。韓国戦では渾身のPKストップを見せた一方、DFとのコミュニケーションミスからまさかの失点。取りこぼした「勝点2」はあまりに痛かった。
 
12 山根恵里奈 2試合(180分)・3失点 平均採点5.50 4.5/-/-/-/6.5
重要な初戦のゴールマウスを任されながら足もとがおぼつかず、最終ラインとの連係も機能不全で、チームを流れに乗せられなかった。しかし最終戦は好セーブを連発し、無失点勝利に貢献した。
 
18 山下杏也加 1試合(90分)・1失点 平均採点5.50 (-/-/-/5.5/-)
チーム最年少はベトナム戦で初先発。被シュートはPKによる1本のみで、ピンチはほとんどなかったが、試合中に声が出るシーンがまだまだ少なく、コーチングや自身の意思表示には改善の余地がある。
 
 
[DF]
2 近賀ゆかり 3試合(270分)・0得点・0アシスト 平均採点5.66 (-/6/5.5/-/5.5
韓国戦では「滑った場所にボールがある」不運なPK判定を受けたが、経験に裏打ちされた読みを基に対人守備で存在感を発揮。インターセプトから攻撃に転じる際のパスはやや精度を欠いてしまった。
 
3 岩清水梓    3試合(270分)・0得点・1アシスト 平均採点5.33 (5.5/-/-/5/5.5
本来は守備陣を牽引すべき存在だが、ボールウォッチャーとなっての失点やPK献上など、プレーには物足りなさが残った。ただ、自身に出番がなくとも、盛り上げ役を買って出た献身性は評価したい。
 
4 熊谷紗希    4試合(360分)・0得点・0アシスト 平均採点5.38 (5.5/5/5.5/-/5.5
他国の屈強な選手にフィジカル負けせず、球際で懸命に身体を張る気迫を見せた。ただ裏のケアに神経をすり減らしたか、田中との譲り合いで失点したり、ビルドアップではパスミスも少なくなかった。
 
5 鮫島 彩    3試合(216分)・0得点・0アシスト 平均採点5.17 (5.5/-/4.5/-/5.5
守備での消耗が大きく、特長である攻撃参加はパワーダウン。マークの受け渡しミスがあったオーストラリア戦、ボールホルダーへの寄せが甘くなり、簡単にシュートを許した中国戦と失点にも絡んだ。
 
13 有吉佐織    4試合(360分)・0得点・0アシスト 平均採点5.75 (5.5/6/-/6/5.5
両SBをこなし、守備のユーティリティぶりを発揮。相手に上手く身体を寄せて突破を封じ、かわされても最後の局面で仕留めた。唯一、初戦の1失点目でデバンナに寄せ切れなかったのが悔やまれる。
 
17 田中明日菜 3試合(270分)・0得点・0アシスト 平均採点5.50 (-/6/5/5.5/-)
展開力を買われ、韓国戦から3試合連続スタメン出場。意識的にサイドチェンジを織り交ぜる構成は良かったが、パス自体にズレがありボールロストも散見。肝心の守備でも連係ミスから失点を喫した。
 
19 上尾野辺めぐみ      2試合(149分)・0得点・0アシスト 平均採点― (-/5.5/-/5/-)
安易なボールロストや入れ替わられるシーンがやや目につき、たびたびカウンターを許す場面も。守備面で後手に回る場面が多く、左足の正確なキックと非凡なパスセンスといった持ち味はほとんど出せなかった。
 
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