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【なでしこ】出場権消滅の現実、実力不足を受け止めるキャプテンが唯一否定したこととは?

カテゴリ:日本代表

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年03月08日

女子サッカーが紡いできた歴史を途切れさせた――自責の念が口を突く。

86分から途中出場すると、短い時間のなかで横山、大儀見のゴールに絡む活躍を見せた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 リオ五輪への道が閉ざされた状態で迎えたベトナム戦、キャプテンの宮間あやは今大会で初めてスタメンを外れた。ピッチに立ったのは4-1と試合の大勢が決した86分。90分、90+3分とゴールに絡み、4戦目にしてようやく大会初勝利を手にし、背番号8にわずかに笑みがこぼれた。今大会初の複数得点となる大量6ゴール。「なぜ、ゴールを取れたのか?」と尋ねられた宮間は、“連動性”を挙げた。
 
「純粋に、チームが連動していたから得点が入ったと思います。ほとんどのシュートシーンで、周りの選手も動いていたし、チームとして、味方のために戦えた。相手云々ではなく、そういう小さなところの積み重ねかなと」
 
 しかし、話題が4大会連続の五輪出場を逃したことに及ぶと、一気に表情が曇る。自分たちが世界の舞台を経験できないだけでなく、アテネ大会から女子サッカーが紡いできた歴史を途切れさせてしまった――。自責の念が次々と宮間の口を突く。
 
「先輩たちが受け継いできてくれて、自分たちも五輪やワールドカップを経験できたなかで、繋いできたものを途絶えさせてしまった。そして、次のワールドカップや東京五輪を目指している女子選手たちが、五輪を戦う機会を逃してしまったことに、(キャプテンである)自分は責任を感じています。失ったものはすごく大きいし、すべての方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです……」
 
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