【チーム採点・寸評】
名古屋　5.5
しっかりブロックを作って守り、カウンター戦術を徹底。17分に新エースのシモビッチのゴールで先制したが、全体的に体力が落ちた試合中盤以降はパスミスが多く、徐々に失速してしまった。
 
広島　5.5
相手に先制を許す苦しい展開のなか、焦れずにボールを回してチャンスを模索。佐藤の同点弾をきっかけに盛り返し、柴﨑や浅野がゴールを脅かすシーンは見られたものの、フィニッシュの精度を欠いた。
 
 【J1 PHOTO ハイライト】1st ステージ・２節 名古屋１-１広島​

【名古屋｜採点・寸評】
GK
１　楢﨑正剛　６
球際を恐れず、90分間集中力を保ち思い切りの良いプレーでゴールを死守。「スピード」の浅野と「飛び出し」の楢﨑の攻防は見応えがあった。
 
DF
２　竹内　彬　５
守備のギャップで相手にボールを受けられ、SBとのマークの受け渡しも曖昧。ブロックを作ってカウンターを狙うのであれば、もう少し繊細さがほしい。
 
３　オーマン　5.5
大きな身体を駆使して、陸空両面でクロスを迎撃。その一方で、終盤にあわや失点というボールロストを犯すなど、連係には課題が残る。
 
19　矢野貴章　5.5
逆サイドからの攻撃には中央に陣取り、高さを活かして守備に貢献。ただ、古林との距離が遠く、カウンターに厚みを出すことができなかった。
 
33　安田理大　5.5
対面のミキッチと激しいマッチアップを展開。30分、がら空きのゴールに向かう千葉のヘッドを間一髪クリアしたが、失点した場面では重心が前に行き、ミキッチのケアが遅れてしまった。
 
MF
６　古林将太　６
シモビッチにグラウンダーのピンポイントクロスを供給し、名古屋移籍後初アシスト。前を向いてスピードアップした時の迫力は素晴らしかった。90分間、その圧力を保てるかが課題か。
 
７　田口泰士　６
イ・スンヒとカバーし合いながら、相手のパスサッカーをスローダウン。熱いコーチングでチームを鼓舞する姿も、キャプテンとしての自覚を感じさせた。
 
11　永井謙佑　4.5
抜群のスピードで相手に牙をむき、カウンターの切り込み隊長に。ただし、GKとの１対１を決め切れないなど、マイナス要素があまりに多すぎた。
 
15　イ・スンヒ　６
田口との連係が合わずに一度はボールロストするも、鋭いスライディングで挽回して先制点の起点となった。中盤で動き回るP・ウタカへの守備も見逃せない。
 
20　矢田　旭　5.5（59分OUT）
ボールを奪うと、すぐにサイドへ展開してカウンターを先導。しかし、広島にボールをポゼッションされて以降はボールを持つ回数が激減し、攻撃に関われなかった。
 
FW
９　シモビッチ　5.5（90＋３分OUT）
開幕戦に続く２戦連続ゴール。ポストプレーから自らサイドに持ち出してチャンスメイクするなど、オールラウンダーぶりを見せつけたものの、後半は怖さが完全に消えた。
 
交代出場
FW
38　松田　力　5.5（59分IN）
名古屋復帰後初出場も、押し込まれる時間帯で見せ場はなし。シモビッチが下がり、１トップに入った際にもっとゴールへの意欲を見せたかった。
 
FW
19　野田隆之介　－
90＋３分にピッチへ。２トップ気味にポジションを取り、決勝点を狙ったが、あまりに短い出場時間でチャンスは巡ってこなかった。
 
監督
小倉隆史　６
ホーム初采配は開幕戦と同じユニットを採用。戦術をチーム全員に浸透させた点は見事だが、終盤のスタミナ強化は今後の課題だろう。
 
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