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【なでしこ】29日に初戦! 五輪を懸けた戦いでも“自然体”の川澄。「オーストラリア戦に全力をぶつける」

カテゴリ:日本代表

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年02月28日

「初戦のオーストラリア戦で勝点3を取ることがなによりも重要だと思う」(川澄)

「とにかく『チームがひとつになること』を意識したい」とチーム力勝負を示唆した川澄。最も重要な初戦のオーストラリア戦に全力をぶつけるつもりだ。 (C)JFA

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「初戦を迎える準備はできています」
 
 女子五輪最終予選の初戦・オーストラリア戦の前日練習を終えた川澄奈穂美は静かに心境を語った。
 
 6チームの総当たり戦で行なわれる今予選は、10日間で5試合をこなす過密日程。加えて、地元開催という見えないプレッシャーもある。一度崩れてしまえば、期間中に軌道修正するのは時間的に難しいだけに、初戦の重要度は大きい。川澄もオーストラリア戦が大会を戦ううえでの試金石になると話す。
 
「どんな大会でも、初戦は自分たち(の力)を測るうえで大事。初戦勝つか負けるかで、その後の戦い方が変わってきてしまうので、なによりも勝点3を取ることが重要だと思います」
 
 絶対的支柱だった澤穂希が昨年末に引退。女子サッカー界のレジェンドに代わる新リーダーに誰が名乗りを上げるかも今大会の注目ポイントであり、年齢・実績的(日本代表通算78試合・19得点)に川澄もその候補のひとりだが、当の本人は“自然体”を強調する。
 
「メンバー自体はあまり変わっていないし、宮間キャプテンをはじめ、チームを引っ張ってくれている選手が他にもいます。もちろん、自分も自覚や責任は持っていて、そこに絡んでいくことは意識していますけど、『代表歴』で考えたら自分よりも年下で代表歴が長い選手もいる。そういう意味ではまだまだ“中堅”の部類です。
 
 自分の性格上、ベテランとしてドーンと構えるよりは、いつまでも貪欲な中堅でいたほうがいいかなと。私が意図的にリーダーシップを取ろうとしなくても、一人ひとりが意識を高く持ってやれるチームなので、とにかく『チームがひとつになること』を意識したいですね」
 
 オーストラリア戦は2列目・右サイドでのスタメン出場が濃厚。「チームが勝つことが優先」と自身のゴールに関しては控えめだったが、いずれにしても、サイドに俊足の選手を置く相手との攻防は試合の勝敗を分ける鍵のひとつになるだろう。
 
「明日に全力をぶつけたいです!」
 
 そう言い切る川澄の姿は、実際のそれよりも大きく見えた。4大会連続5回目の五輪出場に向けて、チームを勝利に導く活躍を大いに期待したい。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
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