ファン・ソノン監督の招聘を目指すが…。
今オフ、山口蛍がハノーファーへ移籍したものの、バーゼルから柿谷曜一朗、ドルトムントから丸岡満、川崎から杉本健勇らが復帰。C大阪はJ1復帰へ向け、着々と戦力を揃えている。
ただ、その一方で、監督選定は例年と同じく混迷を極めた。年越しを目前に控えた昨年12月25日、大熊清強化部長(昨季もパウロ・アウトォオリ監督の退任後、シーズン終盤の3試合を指揮)が来季の監督に就任することが正式に発表された。
監督決定へのタイムリミットが迫ったなかで、強化部トップの人物を内部昇格させるという苦肉の策だった。クラブにはもう、新たな監督を外部から招聘する人脈も、交渉術すらもなかったようだ。
なぜ毎年のように、C大阪の監督選びは難航するのか。それは、候補者への周到な事前調査がなされていないことに尽きる。今回の監督人事では、早い段階から、Kリーグの浦項スティーラーズを率いるファン・ソノン監督を最有力候補に挙げていた。
ファン・ソノン監督が1998~99年にC大阪に在籍した経緯があることから、実は1年前にもオファーを出して接触をしていたという。だが、本人が古巣C大阪での監督就任に否定的な姿勢を示すと、そこから完全にクラブは迷走した。
その後、11月末頃になってオファーを出したのは、湘南の曺貴裁監督だった。曺監督には湘南が続投要請を出し、新潟、京都も招聘に乗り出した。4クラブによる争奪戦になったが、関係者によれば、早々と断られたのはC大阪だったという。ファン・ソノン監督に続き、曺監督の招聘にも失敗し、この時点で12月に突入。監督選びは大きく出遅れる格好になった。
ただ、その一方で、監督選定は例年と同じく混迷を極めた。年越しを目前に控えた昨年12月25日、大熊清強化部長(昨季もパウロ・アウトォオリ監督の退任後、シーズン終盤の3試合を指揮)が来季の監督に就任することが正式に発表された。
監督決定へのタイムリミットが迫ったなかで、強化部トップの人物を内部昇格させるという苦肉の策だった。クラブにはもう、新たな監督を外部から招聘する人脈も、交渉術すらもなかったようだ。
なぜ毎年のように、C大阪の監督選びは難航するのか。それは、候補者への周到な事前調査がなされていないことに尽きる。今回の監督人事では、早い段階から、Kリーグの浦項スティーラーズを率いるファン・ソノン監督を最有力候補に挙げていた。
ファン・ソノン監督が1998~99年にC大阪に在籍した経緯があることから、実は1年前にもオファーを出して接触をしていたという。だが、本人が古巣C大阪での監督就任に否定的な姿勢を示すと、そこから完全にクラブは迷走した。
その後、11月末頃になってオファーを出したのは、湘南の曺貴裁監督だった。曺監督には湘南が続投要請を出し、新潟、京都も招聘に乗り出した。4クラブによる争奪戦になったが、関係者によれば、早々と断られたのはC大阪だったという。ファン・ソノン監督に続き、曺監督の招聘にも失敗し、この時点で12月に突入。監督選びは大きく出遅れる格好になった。