先制を許したものの、その後のゴールラッシュで鬱憤を晴らす。
3日前のヨーロッパリーグで19本のシュートを放ちながら、得点を挙げられなかったドルトムント。ホームにフランクフルトを迎えたブンデスリーガ16節で、その鬱憤を晴らすようなゴールラッシュを披露し、4-1の快勝を収めた。
両サイドハーフがDFラインまで下がり、6バック気味に構えるフランクフルトに対し、ドルトムントは序盤から攻勢に出る。5分までにムヒタリアンが2度、ロイスが1度、最終ラインのギャップを突き、惜しいチャンスを作りかけた。
しかし、先制したのはフランクフルト。6分、GKのロングフィードに抜け出したセフェロビッチが前線でタメを作り、そのCFからの横パスを受けたマイアーがゴール左隅に正確なミドルを突き刺した。
1点ビハインドのドルトムントは24分、試合を振り出しに戻す。同点ゴールを決めたのはムヒタリアン。CBと右SB間に生じたギャップを突き、最終ラインの裏に飛び出したオーバメヤンからのラストパスをゴールに流し込んだ。
その後も、ドルトムントはベタ引きのフランクフルトを一方的に攻め立てる。44分にはPKのチャンスが到来。しかし、オーバメヤンが放ったシュートは、ゴールを捉えきれず。ただ、PKを献上したメドイェビッチが2枚目のカードで退場となり、ドルトムントはハーフタイム目前に、数的優位に立つ大きなアドバンテージを手にした。
前半終了間際には、43分にロイスとの交代でピッチに立っていた香川を起点に、決定機を作り出したが、ムヒタリアンのシュートミスで勝ち越すには至らなかった。
後半はその香川が、チャンスメーカーとしての存在感を強める。
まずは57分、オーバメヤンの名誉挽回となるゴールを演出。ギュンドアンの浮き球に反応し、DFラインの背後に飛び出すと、右足アウトサイドを駆使した華麗なダイレクトパスで、見事なアシストをマークした。
その4分後、ドルトムントがリードを2点に広げる。香川のパスを受けたムヒタリアンの当たり損ねのシュートが、敵のエリア内まで攻撃参加していたCBフンメルスの足下へ。この絶好機をキャプテンがしっかりとモノにした。
3失点目を喫した後も防戦一方だったフランクフルトは、73分に久しぶりにチャンスを作り出す。高い位置でボール奪取に成功し、最後は左SBのジャクパがシュート。しかし、この一発はゴールマウスを捉えなかった。
諦めずに手数を出してきたフランクフルトに、ドルトムントが引導を渡したのは86分。途中出場のFWラモスによる豪快なダイレクトボレーで、ダメ押しとなる4点目を挙げた。
これでドルトムントはリーグ戦3連勝となり、前半戦のホーム無敗が確定。対照的に4連敗となったフランクフルトは15位に転落し、最下位シュツットガルトとの差はわずか2ポイントとなっている。
文:遠藤孝輔
両サイドハーフがDFラインまで下がり、6バック気味に構えるフランクフルトに対し、ドルトムントは序盤から攻勢に出る。5分までにムヒタリアンが2度、ロイスが1度、最終ラインのギャップを突き、惜しいチャンスを作りかけた。
しかし、先制したのはフランクフルト。6分、GKのロングフィードに抜け出したセフェロビッチが前線でタメを作り、そのCFからの横パスを受けたマイアーがゴール左隅に正確なミドルを突き刺した。
1点ビハインドのドルトムントは24分、試合を振り出しに戻す。同点ゴールを決めたのはムヒタリアン。CBと右SB間に生じたギャップを突き、最終ラインの裏に飛び出したオーバメヤンからのラストパスをゴールに流し込んだ。
その後も、ドルトムントはベタ引きのフランクフルトを一方的に攻め立てる。44分にはPKのチャンスが到来。しかし、オーバメヤンが放ったシュートは、ゴールを捉えきれず。ただ、PKを献上したメドイェビッチが2枚目のカードで退場となり、ドルトムントはハーフタイム目前に、数的優位に立つ大きなアドバンテージを手にした。
前半終了間際には、43分にロイスとの交代でピッチに立っていた香川を起点に、決定機を作り出したが、ムヒタリアンのシュートミスで勝ち越すには至らなかった。
後半はその香川が、チャンスメーカーとしての存在感を強める。
まずは57分、オーバメヤンの名誉挽回となるゴールを演出。ギュンドアンの浮き球に反応し、DFラインの背後に飛び出すと、右足アウトサイドを駆使した華麗なダイレクトパスで、見事なアシストをマークした。
その4分後、ドルトムントがリードを2点に広げる。香川のパスを受けたムヒタリアンの当たり損ねのシュートが、敵のエリア内まで攻撃参加していたCBフンメルスの足下へ。この絶好機をキャプテンがしっかりとモノにした。
3失点目を喫した後も防戦一方だったフランクフルトは、73分に久しぶりにチャンスを作り出す。高い位置でボール奪取に成功し、最後は左SBのジャクパがシュート。しかし、この一発はゴールマウスを捉えなかった。
諦めずに手数を出してきたフランクフルトに、ドルトムントが引導を渡したのは86分。途中出場のFWラモスによる豪快なダイレクトボレーで、ダメ押しとなる4点目を挙げた。
これでドルトムントはリーグ戦3連勝となり、前半戦のホーム無敗が確定。対照的に4連敗となったフランクフルトは15位に転落し、最下位シュツットガルトとの差はわずか2ポイントとなっている。
文:遠藤孝輔