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【JリーグCS|採点&寸評】G大阪×広島|決勝点を挙げた柏は、スタメン以上の輝き。G大阪は退場劇の後に「慌ててしまった」(今野)

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2015年12月02日

G大阪――パトリックが決定機をモノにしていれば……。

【警告】G大阪=長沢(19分)、大森(33分) 広島=森﨑(58分)、塩谷(61分)、清水(87分)
【退場】G大阪=オ・ジェソク(86分) 広島=なし
【MAN OF THE MATCH】柏 好文(広島)

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【チーム採点・寸評】
G大阪 5.5
先制するまでの流れはほぼプランどおり。一度同点に追いつかれた直後に勝ち越し、流れはG大阪に傾いていたが、オ・ジェソクの退場後は「慌ててしまった」(今野)。前半から好機はあっただけに、チャンスを逃し続けたツケが回ったとも言える。

広島 7
守備のバランスを保ち、自陣で網にかけるカウンター戦術を徹底。9試合ぶりの複数失点は課題だが、2度のビハインドを背負いながらロスタイムに2ゴールを突き刺し、年間勝点1位の貫録を見せた。

【JリーグCS決勝・第1戦マッチレポート】G大阪 2-3 広島

【JリーグCS決勝 第1戦 PHOTOハイライト】G大阪 2-3 広島
 
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 5.5
終盤まで危ない場面は少なかったが、80分に同点弾を決められると、アディショナルタイムに2点を追加されて逆転負け。悔やまれるのは浅野の飛び出しに対する対応か。
 
DF
22 オ・ジェソク 4.5
球際の攻防は鬼気迫るものがあったが、86分に清水を突き飛ばして一発退場。終盤までの奮闘は称えたいが、退場が悲劇の逆転負けを誘発し、「戦犯」となった事実は極めて重い。
 
5 丹羽大輝 5.5
中央に入ったボールを確実に撥ね返し、後半途中までラインコントロールもソツがなかった。しかし80分、浅野に裏のスペースを突かれ、これが同点弾の流れを作った。
 
3 西野貴治 5.5
1トップの佐藤や2シャドーの飛び出しを警戒しながら、寄せるべき場面では躊躇なく潰しにかかった。アディショナルタイムのFKで佐々木の前に入って飛ぶも触れず、同点弾を許した。
 
4 藤春廣輝 5.5
ミキッチと何度も対峙し、クロスを上げられる場面もあったが、徐々にプレーが安定。守備のタスクをこなしつつ、機を見た上がりも光ったが、浅野に裏を突かれたのは減点材料。
 
MF
7 遠藤保仁 5.5
相手2ボランチのプレーを警戒しながら頭脳戦を展開。ヒールパスでさりげなくチャンスを作る判断力はさすがのひと言ながら、後半は活動量が低下して存在感も薄れた。
 
15 今野泰幸 6.5
危険なエリアをケアし、遠藤が上がった後のスペースもカバー。最終ラインの前に陣取る姿は、まさに中盤の門番。81分にゴールを決めて、勝利の立役者になるかと思われたが……。
 
13 阿部浩之 6
9分にクロスの流れから左足シュートも、わずかに枠を捉え切れず。豊富な運動量で攻守に顔を出し、足もとの技術を活かして攻撃を活性化。攻守両面で幅広く役割をこなした。

19 大森晃太郎 5.5(62分OUT)
スルスルと守備網の間をすり抜ける動きは秀逸。塩谷やミキッチへ猛然とプレスをかけて自由を与えなかった。全力の守備でチームを助けたが、後半はスプリント力が落ちたか。
 
39 宇佐美貴史 5.5(89分OUT)
前半はクロスで阿部のシュートチャンスを演出すれば、ドリブルで千葉を振り切り左足のミドル。局面での鋭さと怖さは突出していたが、肝心のゴールにつながらなかった。
 
FW
20 長沢 駿 6.5(77分OUT)
パトリックに代わり先発に抜擢。前線でボールを収め、守備でも素早く寄せてプレッシャーをかけた。60分に相手のミスを突いて先制弾。大一番でのゴールは高く評価したい。
 
交代出場
MF
11 倉田 秋 5.5(62分IN)
1点リードの状態で投入され、スピードを活かした突破を披露。不幸だったのは、チーム自体の足が止まり始めていたこと。ひとり少なくなってからは、守勢に回るばかりだった。
 
FW
29 パトリック -(77分IN)
疲れが見え始めた長沢に代わって出場すると、全力プレスで守備に奔走。遠藤のFKに頭で合わせたのが最大の見せ場だったが、ボールはゴール上へ。これが決まっていれば……。
 
DF
14 米倉恒貴 -(89分IN)
オ・ジェソクの一発退場もあり、宇佐美に代わって急きょ出場。最終ラインに入って広島の攻撃に対応したが、混戦から突破されて3失点目を喫した。
 
監督
長谷川健太 5.5
抜擢した長沢が先制点を決めて「長谷川マジック、再び」を思わせたが、オ・ジェソクの退場でゲームプランが崩壊。米倉投入で応急手当も、ひとり少ない終盤に組織が崩れた。
 

オ・ジェソクの退場が試合の節目に。数的不利に立たされたG大阪は、その後2点を失って初戦を落とした。 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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