５人制アマチュアサッカーの世界大会である「F５WC」（FOOTBALL FIVE WORLD CHAMPIONSHIPS）。16歳以上のアマチュア選手を対象とし、2013年にドバイでスタートした大会だが、今年も第３回目となる2015-16年大会の予選が日本を含めた世界32か国で開催される。
 
　日本での予選開催は、今回が２回目。2015年９月26日（土）から順次、全国30会場で第２回「アットホーム F５WC FOOTBALL FIVES JAPAN CHAMPIONSHIP 2015-2016」（以下、アットホーム FOOTBALL FIVES）が開催される。この大会は、東北、関東、東海、関西、九州エリアの各会場での予選大会を勝ち抜いた32チームが、2016年１月17日（日）に味の素スタジアムで開催される決勝大会に進出。同年開催される世界大会への切符を懸けて戦うことになる。
 
　参加者のエントリー受付は、大会の直前まで可能。９月26日（土）にフットボールコミュニティ美浜（千葉県千葉市）で開催される大会から、最後に行なわれる12月６日（日）の多摩川球s倶楽部（神奈川県川崎市）での大会まで、開催前の段階であれば、まだまだエントリーは可能だ。エントリーは、「アットホームFOOTBALL FIVES」公式サイト（http://www.f-netweb.com/event/f5wc/）で受け付けている。なお、１チーム５名以上、最大で７名までとなっている。
 
　試合形式は、前後半８分ハーフで行なわれ（予選では参加チーム数に応じて地域によって異なる）、ローバウンドボールの５号球を使用する。
 
　2014-15年の世界大会に日本代表として参戦した「柴田工務店」は、平均年齢32歳で同じ会社に勤めていた元同僚同士で結成したチーム。１勝２敗で予選リーグ敗退となったものの、日本勢初の世界大会参加で初勝利を掴んだ。
 
　この大会は、柴田工務店のように社会人でも、もう一度日の丸をつけて戦うことを目指せる一方で、高校・大学などでプレーする現役世代が自らの才能を世界の舞台で披露し、選手として飛躍できるチャンスでもある。現に、ドバイで行なわれた2013-14年の初の世界大会では、欧州の強豪クラブからもスカウトが視察に訪れ、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティとチェルシーにUAE代表の選手２名がスカウトされ、ユースチームの合宿に参加しているのだ。
 
　第３回目の世界大会は、2016年３月２日（水）から同６日（日）までタイで開催。予選と味の素スタジアムでの決勝大会を勝ち抜けば、世界の舞台が待っている。