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【U-18プレミアリーグ】名門・広島ユースが6戦未勝利のスランプ。戦力十分でも苦戦の理由とは?

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2015年07月06日

勢いに乗れたら力を出せるけど、悪い時に変えられない。

広島ユース/本拠地:吉田サッカー公園(広島県安芸高田市吉田町西浦187-1 クラブ創立:1992年4月 プレミア最高成績:CS優勝(2011、12年) 主なOB:森崎和幸、森崎浩司、野津田岳人(以上広島)、駒野友一(磐田)、槙野智章、柏木陽介、森脇良太(以上浦和)など。写真:平野貴也

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 歯車が噛み合わない。育成の名門・広島ユースが苦しんでいる。
 
 U-18日本代表MFの長沼洋一、プレミアリーグWESTで得点ランク首位タイのFW加藤陸次樹、そして守護神・長坂恭樹の3人は、トップチームに2種登録されているように、同年代でも高い評価を得ている選手たちだ。
 
 他にU-16日本代表経験者も複数いる。戦力的な問題はなく、今季のプレミアリーグは開幕2連勝の好スタートを切ったが、その後は6試合も勝ち星から遠ざかってしまった。アウェーで東福岡と対戦した第8節は、先制したものの逆転を許す展開。試合終盤に得たPKも決めることができずに1-2で敗れた。戦力で劣るとは思えないが、試合の流れを引き寄せたり、掴んだりする力が乏しい印象だ。
 
 東福岡戦は、丁寧にパスをつなぎながら、長短のパスで揺さぶりをかけにいった。1トップの河本敬太のポストプレー、2シャドーの一角で精力的な動きを見せた1年生FW満田誠のターンなど、攻撃のスイッチが入りそうなプレーはあった。
 
 しかし、東福岡がきっちりと組んだ守備ブロックの中では周りの味方の反応が鈍かった。そのうち、サイドから逆襲を仕掛けられ、ズルズルと後退して試合の主導権を奪われた。トップチームと同じ3-6-1のスタイルを採用しているためにウイングバックの裏を突かれると押し込まれやすく、東福岡が両ワイドに強力なアタッカーを配したという組み合わせの妙もあったが、主導権を容易に奪われる展開に少々、淡泊さが窺えた。
 
 この試合で先制点を決めた加藤陸は「今年のチームは、勢いに弱い。勢いに乗れたら力を出せるけど、悪い時に変えられない。個人的には得点を取ったり、攻撃の形を多くするために前線で身体を張ったりして流れを変えていきたいと思っている。リーグの出だしは良かったけど、今はチーム状況が良くない。一人ひとりがチームのためにやるべきことをやらないと勝てない。一つひとつの課題を克服していきたい」と唇を噛んだ。
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